誤解を解く「零細企業がISO9001は大変でしょ」取得する理由と負担を説明

先日、京都の鹿児島県人会の集まりに参加してきました。

私は鹿児島出身者ではないのですが、先輩のお誘いで、ここ数年、毎年参加させてもらっています。

京都の鹿児島県人会の会長は、京セラの稲盛さん。

過去の集まりでは、稲盛さんのJAL再生の講話などを聴かせていただき、とても貴重な機会となっています。

さて、今回は「小規模企業のISO9001は大変か?」という疑問について誤解を解きたいと思います。

その鹿児島県人会で席が同じになったある経営者が、私がISO9001のコンサルティングをしていると知ると「うちみたいな零細企業がISO9001は大変でしょ」とご質問をいただきました。

その方とは互いに自己紹介をする中での話でしたので、「従業員3人や10人以下の会社のコンサルもしていますが、皆さん負担なく取得されてますよ」と簡単なお返事だけをしました。

この経営者の方と同じく、「小規模企業でISO9001の取得は無理」とか「社員10人以下の会社ではISO9001の運用は大変」と思っていらっしゃる方が沢山いらっしゃると思います。

過去にも、製造業の経営者から「取引先からISO9001の要請があるから取りたいけど、うちのレベルではまだ無理」と話をされることがありました。

「小規模企業では難しい」と謙遜されてお話されている方もいると思うのですが、「規模が小さいから取得が難しい」というのは全くの誤解です。

正直、小規模企業、少人数だからこそ、ISO9001は取得すべきです。

補足をすると、人数の問題ではありません。

会社組織として、問題を感じている企業・組織こそ、ISO9001を取得すべきです。

「取得するべき理由」と、「取得は難しいのか」という2点について、お話します。

[取得するべき理由] 

ひと昔まえまでは「ISO9001は品質保証の国際規格」という大規模の製造業向けの堅苦しい内容であったのことは事実で、今でもそのイメージを抱えている方も多いと思います。

しかし、ISO9001は規格の改正を重ねて要求事項が変化しています。現在のISO9001(2015年版)は、組織運営のマネジメントツールです。

昔の堅苦しい、重苦しい規格ではなくなり、自由度の高い柔軟な規格になりました。

いまのISO9001規格の狙いは、どんな業種・業態、どんな規模の組織でも、ISO9001を運用することで、組織管理が「上手くいく」ことを導入の目的としています。

「上手くいく」とは、何をもって良しとするか、組織や事業によって、考えや方針、文化が違うと思いますが、その企業が目指していること、それを達成するための組織運営のマネジメントツールです。

企業や組織によって目指すことが違うというのは、例えば、
・もっと売上・利益をあげたい
・生産性を上げたい
・管理レベルをあげたい
・サービスを向上したい
・事故を少なくしたい
・仕事の負担や無駄を少なくしたい
・社員の意識を向上させたい
・社員を幸せにしたい
・楽しい会社にしたい
・コストを抑えたい(節約をしたい)

など、色々あると思いますが、「何でも、どんなことでも構いません」その目的を達成するためのツールです。

ISO9001は、ある一定以上の管理レベルに到達している企業が取得するものではありません。(それは昔の話です)

現在のISO9001は、「うちは まだ無理」と何か問題を抱えている企業こそ、取得すべきです。

問題とは、例えば、
・職場の整理整頓ができていない
・不良がよく出る
・従業員の教育や躾ができていない
・個人任せの管理になっている
・事故がよく発生する
・コミュニケーション不足
など

ISO9001は、企業や組織の課題や問題を改善の方向に導くマネジメントツールで、

「取得はまだ無理」と組織として未熟であったり、不足があったり、問題があることを認識ししている企業・組織こそが、それらを解決するためのツールとしてISO9001を導入すべきです。

ここで、もう1つの誤解を解きたいと思います。

「取得は難しいのか」

ISO9001を取得して導入して、会社が改善されるのは良いが、

「取得のための準備」と、「取得後の運用が大変なのでは」、

「小規模企業では負担が大きいのでは」

という思いがあると思います。それも誤解です。

ISO9001を取得するから、取得したからと言って、

仕事のやり方を変える必要はありません。

文書を増やしたり、記録をたくさん残す必要もありません。

(ISO用の文書をたくさん作成するというのは昔のISOです)

では、何が必要か、

ISO9001で必要なのは「仕組み」です。

仕組みの言い方を変えると、ルールです。

ルールと聞くと、大変そうに感じますが、ルールがない会社はありません。

ルールの言い方を変えると、仕事の流れです。

どんな会社でも、大まかな仕事の流れがあるはずです。

「当社では、この様に注文を受けて製品を出荷しています」

「お客様の申込みを受けて、この様にサービスを提供しています」

と、仕事の流れを説明できれば、そこには立派なルールがあると言えます。

現在のISO9001(2015年版)は、自由度が高く、柔軟な規格なので、

仕事のやり方について、ルールを変えないといけない、文書や記録を増やさないといけないことは、全くありません。

ISO9001が組織運営のマネジメントツールと言われるのは、自社に改善の機能が備わるからです。

ISO9001の取得条件は、仕組みをつくることと、その仕組みにチェック機能を含めることを要求しています。

仕組みは仕事の流れとして既にあるので、あとはチェック機能を備えれば良いだけです。

チェック機能は、有難いことにISO9001規格が用意してくれています。

例えば、内部監査やマネジメントレビューと言われるチェック機能です。

一からチェック機能を考えて実行しなさい。と言われると大変ですが、ISOがやり方を用意してくれているので、それを備えるだけです。

内部監査やマネジメントレビューという言葉から、難しいイメージをされるかもしれませんが、これも何ら大変なことではありません。

当社「ISO支援ネット」は、少人数の企業が取得できやすいように、

マニュアルの作成代行、内部監査の研修、マネジメントレビューのフォーマット提供など、負担なく取得して、運用後も負担なく維持できることを考えています。

コンサルティング料金も、組織の人数別で設定しているので、10人以下の会社ではお得に取得できます。

詳しくは、当社のホームページをご覧ください。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


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複数の事業所で取得するISOコンサルティング料金、規模別・人数別料金の数え方

ISO支援ネットのコンサルティングは組織規模(人数)で料金を設定しています。

料金表は当社のホームページに掲載しています。料金表

さて、組織人数で設定している料金ですが、事業所が複数ある場合についてご説明いたします。

事業所が複数ある場合、例えば、

本社が東京にあり、本社とは別に、支店や営業所が札幌、名古屋、大阪、福岡にある会社があるとします。

当社のコンサルティング料金は、従業員人数別ですので、ISOを取得する範囲の事業所の人数が対象となります。

[本社と4つの事業所を含めて取得する場合]

この場合は、本社と4つの事業所(支店・営業所)に所属している従業員のトータルの人数が対象となります。

[本社だけで取得する場合(営業所を含めない場合)]

この場合は、本社に所属する従業員人数だけが対象になります。営業所の人数はカウントしません。

本社だけで取得する場合の影響:本社のみで取得した場合は、営業所に所属する従業員の名刺にはISOマークを印刷することができません。会社のホームページにISOを取得したことを掲載するときも、「本社で取得した」もしくは「他の事業所は含まれていない」ということが判る表現をする必要があります。

[本社と大阪支店で取得する場合]

本社(東京)と大阪支店に所属している従業員人数が対象となります。

事業所が複数ある場合でも、「取得範囲」をどのように設定するかで、人数が変動するかと思います。

取得する範囲に含まれている事業所で働く従業員人数をカウントしてください。

[従業員の雇用形態と数え方]

なお、従業員の雇用形態は問いません。正社員や非正規社員、派遣社員、パート、アルバイトなど、雇用形態に関係なく1人とカウントしてください。

仕事を兼務している場合や、フルタイムではない場合は、実働状況や実働時間に合わせて、例えば0.5人などとしてカウントしてください。

[複数事業所の場合のコンサルティング方法]

複数の事業所がある場合、主(メイン)の事業所を設定いただき、そこをコンサルティング会場とします。

メイン事業所以外の方がコンサルティングを受ける場合(ヒアリングなど)、メイン事業所に起こしください。

コンサルティング料金の人数のカウント方法をご説明いたしました。

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コンサルティングも研修も、いずれも全国対応しています。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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ISO9001の文書化の程度について、コンサルタントによる代理作成

ISOコンサルタントのISO支援ネットです。

これからISOを取得される企業の心配事の1つに、文書の作成や文書管理の負担があると思います。

今回は、ISOで文書作成や文書管理に追われない方法をご紹介します。

ISOと文書について、

  • ISOを取るためには文書をたくさん作成しないといけない
  • ISOを取ると文書が増える
  • 文書の管理が大変になる
  • 記録をたくさん残さないといけない

こんな噂や、誰かが話す実体験をお聞きしたことがあるのではないでしょうか。

事実、ISOを取得された企業では、このような文書のことで困っている企業も多くあると思います。

しかし、当社がコンサルティングをする企業では、ISOを取得したからと言って、このような文書の困りごとに合うことはありません。

文書作成や管理に振り回されている企業がある一方、文書のことで困らない企業がある違いは何か、

まず、文書作成や管理に困っている企業では、次の2つの原因が考えられます。

1つは、10年以上もっと前にISOを取得した。

もう1つは、大企業のやり方を模倣した。

困っている企業では、これらのいずれか、1つ以上に該当するはずです。

この原因について説明いたします。

[10年以上まえ、昔に取得した企業]

例えばISO9001では、昔はたくさんの文書作成や、手のかかる文書管理をしなければなりませんでした。それが昔のISO9001でした。

ISO9001規格は定期的に国際規格(要求事項)が改正されていますし、取得や運用方法についても、スタイルが変化していっています。

特に2000年以前もしくはそれ前後に取得した企業は、まだまだ重い文書負担があるスタイルが主流でした。

当時は「ISO9001ではこのような文書が必須だ」と審査員もコンサルタントも沢山の文書が必要だと考えていました。

昔に取得した企業では、いまもそのやり方を踏襲して、「ISO9001は大変だ」と実体験を基とした悪評を振り撒いています。

[大企業のやり方を模倣した企業]

多くの大企業は、ISO9001を1990年代に取得しています。

先に説明した文書管理が大変なスタイルの時代です。

しかし、取得しているのは大企業ですから文書管理をする人員もいるし、そもそも文書の管理は慣れたものです。

大変なのは、当時にISO9001を取得した中規模・小規模の企業です。

当時は、大企業の取得や運用のスタイルが主流で、審査員もコンサルタントも多くが大企業の出身、そんな中で中規模・小規模の企業も大企業並みの文書作成や管理を強いられました。

人員も少なく、管理にも慣れていない企業にとって、文書負担が大きく圧し掛かったのは想像のとおりです。

[現在の取得と運用のスタイル]

ISO9001は2008年、2015年と規格改正が行われ、そして取得する企業も、中規模・小規模の企業が多くを占め、いまは各企業にあったスタイルで取得しています。

ISO9001規格が要求しているのは、「必要な文書は作成しなさい」、「必要な程度の管理をしなさい」と幅のある柔軟な要求になっています。

文書がないと仕事が上手くいかない、文書がないと不具合や事故が発生する、そんな場合は文書が必要ですし、文書がなくても問題ないのであれば、その文書は不要です。

管理も同様に、厳重な管理の仕方でも、簡易的な管理の仕方でも、そこにリスクや問題が生じる可能性の大きい・小さいで判断すれば良いのです。

[ISO支援ネットの文書の考え]

当社のコンサルティングは、まずは現状のやり方をシステム化するとい方針です。いま必要としていないものを、ISO9001を取得するからと言って新たに追加する必要はありません。

ただし、品質マニュアルは「あった方が良い」と考えています。

品質マニュアルは、自社の仕事の大筋が書かれたもので、自社のルールであり、お客様や第三者に適切な品質管理をしていると立証できるものです。(本来、第三者に見せるものではありません)

必要なのは大企業のような分厚い、重厚なマニュアルではなく、シンプルで必要最低限のことが書かれた品質マニュアルです。

これから取得する企業が品質マニュアルを一から作成するのは負担なので、当社の場合は、コンサルタントがヒアリングをさせていただき、コンサルタントが代理作成を行っています。

いまやっている仕事のやり方をそのまま品質マニュアルにルール化します。また、こと細かな手順を書くものでもありません。大筋を説明できるものです。

なので、品質マニュアルができたからと言って、仕事のやり方や負担が変わるわけではありません。

[手順を文書にしないといけない?文書化の必要性]

ISO9001を取得するためには、仕事の手順を文書化しないといけないと思われている方もまだまだ多くいらっしゃいますが、そうではありません。

現在のISO9001規格が要求しているのは、文書化ではなく、ルールの明確化です。

企業内でルールが確立されていて、その通り仕事をしているかということです。

少年サッカーチームに入ると、ルールブックを読み込むかというと、そうではないはずです。

ボールに触れながら、実践しなががらルールを覚えていって、自然と、サッカーのルールがチームで共有されているはずです。

ISO9001における企業のルールも同じです。仕事のやり方が文書化されていなくても、社員の中でルールが確立され、共有されていれば「ルールが明確化」されていると言えます。

そう考えると、多くの企業が仕事の手順を文書化する必要なないと言えます。それで良いのです。

それでも、「当社にとっては文書が必要」と考える会社は、文書化をすれば良いですし、ISOのために文書を作成する必要はありません。

コンサルティングも研修も、いずれも全国対応しています。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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ISO支援ネットのコンサルティング


ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


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3人の企業にISO9001のコンサルティングをしました。

社長以下、3名の企業のISO9001認証取得コンサルティングを実施させていただきました。

日本全国、従業員が3名の企業は数多くあっても、3名の企業でISOを取得している企業は少なく珍しいと思います。

こちら3名の企業の業種は製造業ですが、製造業でも工場をもたないファブレスメーカーでした。

工場はなくてもお客様である取引先企業からISO9001取得の要望があったため、認証取得を目指すことになったようです。

最近、当社がISO9001の認証取得コンサルティングをさせていただくお客様のほとんどが、取引先の要望という理由でISOの導入をされています。

ISO9001は品質の国際認証であるため、ISOの認証を取得していることで、一定以上の品質管理水準が保たれていることの証明となり、取引先を安心させるツールとなっています。

こちらのような3人や10人以下の企業では、「当社でISOは無理」とか「ISOを取得できるレベルにない」と話される経営者もいらっしゃいますが、それは間違いです。

ISOは企業のレベルで取得するのではなく、「入りと出の管理」をしているかを問われるものです。

ISO9001的な言葉を使うとインプットとアウトプットという言葉になりますが、

大まかに且つ簡単に説明すると、

お客様の注文がインプットで、

注文に対して提供する製品やサービスがアウトプットです。

「入りと出の管理」は、「インプットとアウトプット」が合致しているかどうかの確認です。

製造業であれば「お客様の注文」と「納品する製品」が合っているか、

サービス業であれば「お客様の注文」と「提供するサービス」が間違っていないか、

その「入りと出の管理」、つまり確認ができているかです。

その確認方法がどんな方法・程度であれ、「当社はこのように確認しています」と説明できる企業であれば、必ずISO9001を取得することができます。

ISO9001は管理レベルを難しくするものではなく、管理の方法をお客様や第三者に説明できる状態にすることです。

説明できる状態にするのが、我々ISOコンサルタントの役割です。

ISO90001の取得を検討されていて「当社でISOは難しいかも」とお考えの企業がいらっしゃいましたら、「決して難しいことはありません」必ず取得できますので、是非、当社でも、当社以外のコンサルタントからでも、サポートを受けて取得にチャレンジされることをおすすめします。

当社は従業員が2人以上の企業でしたら、10人以下の企業様でも、何名様でもコンサルティングを提供しております。

コンサルティングは全国対応しております。

コンサルティング料金表も掲載しておりますので、検討の参考にしてください。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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ISO支援ネットのコンサルティング


ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


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ISOコンサルティングの料金表、組織人数別で費用がわかる。全国対応

ISOコンサルティングをしているISO支援ネットです。
今回はISO9001のコンサルティング費用についてお話します。

当社は、コンサルティングの料金表をホームページで開示しています。
その理由も合わせて、費用について話をしたいと思います。

これからISO9001を取得される企業にとっては、認証取得にかかる時間や手間、そしてどれくらいの費用がかかるか、大きな関心事かと思います。

ISO支援ネットは、コンサルティング会社として、認証取得にかかる
「企業の負担を少なくするコンサルティング」に務めています。

当社のコンサルティングサービスの特徴は、
「企業のISO取得準備の負担を小さくするコンサルティング」
「取得後も負担なく運用できるシステムを構築するコンサルティング」

これが当社の特徴であり得意とするISOコンサルティングです。


お客様の感想を紹介しているので、どんなコンサルティングか、ご参考にしてください。


一方、企業側の実態をお聞きすると、
ISOの取得にとりかかるまでのコンサルティング会社選びや、コンサルティング費用の情報収集に、かなりの時間と手間をかけていらっしゃることがわかりました。

当社のコンサルティングを受けるお客様は、当社のホームページを見たり、関係会社からの紹介を受けて、当社を指名してご依頼いただける場合もあれば、

複数のコンサルティング会社に見積りをとった上で、当社を選んでいる場合もあります。

以前、当社のコンサルティングを受けた企業ですが、コンサルタント選びで合計5社のコンサルティング会社とコンタクトをとって比較して選んだというお客様がいらっしゃいました。

5社の中から比較して当社を選んでいただいたのは大変光栄に思ったのですが、その選ぶまでの手間暇のご負担を想像すると、ISO取得が企業の重荷になっているのではないかと心配にもなります。

実際にISO9001を取得されている企業では、取得後の運用が重荷になっている企業は多くあると思いますが、それはその会社に合っていないルールや、間違った運用をしているからです。

当社では、ISOを取得するのも、運用するのも主になるようなものではないと考えています。

品質マネジメントシステムは、企業に負担をかけるものではなく、空気のような当たり前の存在で、正しく活用すれば重荷ではなく恩恵が得られるものです。

当社は、お客様がコンサルティング会社を選ぶ段階からのご負担をなくしたいと考えて、コンサルティングの料金表を開示しています。

2名から100名以上の企業様まで、従業員の人数別でコンサルティング料金を設定しています。

コンサルティングの料金表を掲載することで、多くの企業様の見積りをとる手間暇を軽減し、また、当社にも関心を持っていただき、当社にご依頼をいただけることも大いに期待しています。

企業様にも当社にもメリットがあるコンサルティング料金表です。

ISO9001コンサルティング料金

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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新潟県でISO9001の認証取得コンサルティングをしてきました。

新潟県の企業にてISO9001の認証取得コンサルティングをさせていただきました。

日本屈指の米どころ、新潟県。

冬には積雪も当たり前の新潟県。

ISOコンサルティングの仕事で全国各地に行っていますが、新潟県はとても印象深い県です。

私の個人的な印象は、偉人を輩出する土地というイメージです。

例えば、

小林虎三郎:長岡藩士、米百俵の逸話で有名

山本五十六:軍人、連合艦隊司令長官

田中角栄:政治家、元内閣総理大臣

偉人は偉人でも、その人柄や考えに秀でた人物というのが新潟県の偉人の印象です。

さて、ISOコンサルティングですが、工業製品の製造を行っている会社でしたが、自動車関連部品の取扱いが増える見込みあり、取引上の関係でISO9001の認証取得が必要になった企業です。

ISO9001を認証取得される企業の多くが、取引先の要請で認証取得が必要になるということが大変多いです。

製品を購入する取引先からすると、ISO90001を取得している工場から買うという購買方針は、品質管理上のリスクを考えると、今では当然です。

ISOをまだ取得されていない企業が「ISO」と聞くと、

仕事や生産手順などが面倒になるのでは?

沢山の文書や記録を用意しないといけないのでは?

というネガティブな印象をお持ちの方も多いですが、それは10年以上前、2000年代の前半か、それ以前の話です。

2010年を過ぎ、ISO9001規格も2015年版という新しい版に規格改正され、多くの企業が、今の仕事のままでISO9001「品質マネジメントシステム」を導入することが出来るようになりました。

当社では、とても簡単に取得できるようになったと解釈していますし、事実、当社のコンサルティング先では多くの企業が、これまでの仕事のやり方を変えずに取得されています。

ISO9001は、仕事を難しくするものではなく、仕組み化するものです。

今されている仕事のやり方を「そのまま仕組みに仕立て上げる」これが私たちコンサルタントの仕事だと考えています。

今回、認証取得のコンサルティングさせていただいた新潟県の企業でも、仕事の内容をヒアリングさせていただき、そのまま仕事のやり方のまま品質マニュアルを代理作成させていただきました。

当社(ISO支援ネット)は、新潟県をはじめ、全国の企業様向けにISOコンサルティングを提供しております。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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ISO支援ネットのコンサルティング


ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


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ISO9001の審査に立ち会ってきました。ISO審査の捉え方、心構え

ISO9001の審査に立ち会ってきました。

コンサルティング先の金属部品製造業の会社がISO9001の審査を受けました。

結果、不適合はなく無事にパスしました。

不適合はありませんでしたが、数件の課題をいただき、有意義な審査でした。

審査を受ける側の企業では、ISO審査での不適合や指摘はゼロが好ましいと考えている方もいらっしゃいますが、ISO9001をはじめとしたマネジメントシステムの認証審査では、指摘は「改善の機会」として歓迎すべきものです。

審査もタダではありません。高い費用をかけて審査員に来てもらっているわけで、指摘がゼロより、何か改善となる指摘をもらった方が自分たちのためです。

今回、コンサルティング先の企業の審査では有意義な指摘をもらいました。

詳しいことは書けませんが、頂戴した指摘は次のようなものです。

・仕入品の受入れ管理方法について

・工場内の仕掛品の管理ルールについて

・ある部署の整理整頓について

以上の指摘は、ISO規格を順守していないという不適合ではなく、改善するとより良い事業ができるという審査機関からの改善勧告です。是正を強いられるものではありません。

指摘に対して、対応するかしないかは企業側の自由です。

社内では、常態化してついつい見過ごしている悪習慣も、外部の審査員から指摘されると、「正さなければ」という意識が働き、改善が進むのがISO審査の良きところです。

せっかく審査料金を払っているのですから、指摘ゼロを好むより、指摘を沢山もらって改善のチャンスとして捉えることに審査のメリットが生まれます。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



ISO支援ネット

ISO支援ネットのコンサルティング


ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


内部監査員研修

ISO支援ネットがコンサル料金を公開する理由、安い理由

ISO支援ネットは見積りのための営業訪問を行っていません。

その代わりに、ISO支援ネットでは、コンサルティング料金をホームページ上で公開しています。

公開料金のそのまま金額が請求料金で、追加請求や交通費請求はありません。
全国均一の価格です。

なぜ、料金を公開するのか?

当社がコンサルティング料金を公開している理由はいくつかありますが、公開した方が、お客様にも当社にもメリットがあると考えるからです。

まず、お客様のメリットは、

・費用が明朗なので安心

・認証取得の予算を検討しやすい

・見積りのための手間や負担がかからない

・見積りに時間がかからない

コンサルティング会社から見積りを入手するのは無料であっても、見積りをとるために手間や時間がかかるということは、お客様側もコストがかかっています。

コンサルティングの費用を公開することで、
お客様の不安が解消され、予算を考えやすく、料金を知るための手間暇やコストが発生しません。これがお客様のメリットです。

そして、お客様の最大のメリットがもう1つあります。
それは、コンサル会社のメリットと関係があるので、続けてご覧ください。

コンサルティング会社が料金を公開するメリットは、

・見積りを発行する手間や時間が削減できる

・お客様に訪問しなくてもコンサル料をお伝えできる

・ISOに興味がある企業に関心をもってもらえる

一般に、コンサル会社が見積りを作成するには、お客様への営業訪問の時間や移動費用、見積り書類作成のための手間暇、人件費など、コンサルティングと同様にかなり営業コストが発生しています。

コンサル会社がコストをかけて見積りを作成して提示しても、複数のコンサル会社で競合となり失注することもありますし、お客様によっては、ISO取得に興味があるだけの段階だったり、情報収集のためだけであったりと空振りに終わることもあります。

コンサル料金を公開することで

当社の見積り業務にかかるコストも下げられ、お客様の料金を知りたいという期待にも応え、お客様と当社の双方の手間暇もなくすことができます。

そして、先に触れたお客様の最大のメリットとして、
コンサル会社側の見積り・営業訪問のコストが下がると、お客様から頂戴するコンサルティング料金を安くすることができます。

コンサル会社が営業活動として、見積り資料作成・営業訪問などにかけている営業経費や時間、人件費などのコストは、全てお客様に請求するコンサルティング費用で賄われています。

コンサルティング会社の営業コストは全て請求されている

しかも自社以外の他社に訪問している営業コストも自社が払っていると考えると、どうでしょう。

例えば、コンサル会社が営業活動をした結果として、成約に至る確率が仮に2回に1回とした場合、受注していない1社分の見積りや訪問の営業コストは、成約した1社のお客様のコンサルティング費用で賄うしかありません。

どんなビジネスでも、宣伝費用や営業費用は製品やサービスの代金で賄うのが常です。

ただ、当たり前と言っても、失注した自社以外の営業費用も請求されていると考えると、コンサルティング料金にはかなりの営業費用を上乗せして請求されることになります。

ISOのコンサルタント料金を安くできる

当社は、営業活動や営業訪問はしていません。

なので、当社は営業や見積りにコストをかけない分、コンサルティング費用を安い料金で提供できるようになりました。

これは、お客様にとっても、当社にとってもメリットとなることです。

しっかりとしたコンサルティングを適切な料金で提供でき、しかもそれが安い費用であれば、双方にメリットがあることです。

当社はホームページでISO9001認証取得料金を公開しています。

・追加請求はありません。
・交通費請求もありません(全国均一料金)。
・マニュアル代理作成や書式提供、研修料金など必要な全てを含んでいます。
・お申込み前に担当コンサルタントのプロフィールも確認できます。

認証取得を検討されている企業様、コンサルティング会社の選定をされているお客様、是非、ご覧ください。

ISO支援ネットのISO9001コンサルティング料金

ISO支援ネット

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



ISO支援ネット

ISO支援ネットのコンサルティング


ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


内部監査員研修

ファブレスメーカーでのISO9001取得コンサルが増えています

ファブレスメーカーでのISO9001取得のコンサルティングが増えています。

最近では、工場のないファブレスメーカーもISO9001を取得するニーズが出てきてています。

理由は2つあると思います。

1つは、ファブレスメーカーの数が増えていること。

近年、工場を持たないメーカーが増えていますね。企画や開発設計を自社で行い、製造部分は、外注に依頼したり、海外の工場で製造するといった事業をしている企業が増えています。

工場をもたないことで、資金や資源的にも気軽に事業が立上げられること、アジアを中心に製造を依頼できる工場が増えていることも関係があると思います。

もう1つの理由は、

ファブレスメーカーの増加に伴い、ファブレスメーカーと大手企業との取引きが増加していること。

ファブレスメーカーの企画力、開発力、生産力(生産ネットワーク)が高くなって、大手企業と取引きが増えています。

これまで当社に認証取得のコンサルのご依頼があったファブレスメーカーのほとんどが、大手企業と取引きをするにあたり、ISO9001が必要になったとのことでした。

日本国内の製造業では、大手企業と直接取引しているメーカー工場では、そのほとんどがISO9001を取得していると思います。

大手企業では、商社に対してもISO9001の取得を要求しているケースがあるので、ファブレスメーカーにもISO取得を要求するのは必然の流れかと思います。

認証取得の方法、品質マニュアルの作成

製造工場をもたないファブレスメーカーがどのように品質マニュアルを作成し、ISO9001を取得するのか...

ISOはどんな業種業態でも取得できるシステム規格なので、各企業の事情に合わせてシステムを構築することになります。

なので、工場がない自社の活動そのままをシステム構築(ルール化)すれば良いだけです。品質マニュアルはどんな業態の企業でも問題なく作成できます。

システム構築について、当社のコンサルティングではお客様の既存の仕事のやり方をそのままルール化(マニュアル化)することを方針としているので、新しい特別なシステム(ルール)ができる訳ではありません。

品質マニュアルを作成する際も、仕事のやり方をヒアリングした上で代理作成します。

「明日からこの品質マニュアルの通りに仕事をしてください」といった新しいルールを押し付けるようなことはありませんのでご安心ください。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



ISO支援ネット

ISO支援ネットのコンサルティング


ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


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ISOのための、ISO活動はやめましょう。もっと自然に

ISO9001または14001のコンサルティングをしていて、ときどき思うこと。

そして、ご理解いただきたいこと。

ISOの運用というのは、ISOのためにやるのではなく、自社のためにやるものです。

ISOは規格要求事項が、「あれやれ」「これやれ」と色んなことを要求しています。

その要求事項に対して
「ISOが要求しているから、それをやっている。規格要求がなければ、やらない」

もし、そんなことが起こっているのであれば、恐らく、それはやらなくていいことを、無駄にやっている可能性が高いです。

だったら、やらなくて良いのか?
規格は無駄や必要ないことを要求していることはありません。修正すべきは、やり方です。今とは違う方法で要求を満たすべきです。

先日、ISO9001とISO14001のコンサルティング先でこんなことがありました。

ISO9001の8.4項では、「外部提供者(仕入先、外注先)を再評価しなければならない」という要求事項があります。

要求事項の内容は、
外部提供者(仕入先、外注先)や、そこから提供される製品・サービスについて、問題が起こっていないか、このままその仕入先と取引を継続しても問題がないか、などを評価(再評価)してくださいという要求です。

この要求事項に関して、次のような質問をいただきました。

「取引先を再評価しないといけないんですか?」

質問をされた経緯は、コンサルタントの私が「ISOの要求事項全般について、ISOのためにやるんだったら、やらなくていいですよ」と再三申し上げていたのを受けられて、ご質問者は「仕入先の再評価は意味がない」と感じられ、このようなご質問をいただきました。

私の回答としては、

再評価は規格が要求しているので、やらなければなりません。

再評価をやならなくても良いか、または、やりたくない。という以前に、現実に問題がないから取引を継続されていらっしゃると思います。

その『問題がない』と感じられていること、そのものが再評価です。なので、ISOから要求される以前に、既に再評価はされていると思います。

やりたくないと仰っているのは、点数をつけたり、手間のかかる記録を残したりする「ISO的な再評価」のやり方であり、やりたくない、面倒だと感じられているISO的な再評価(ISOのためにやっている再評価)は、是非、やめにしていただいて、

「問題ない」と感じている事実、根拠は何なのか、問題ないと感じられるまでの流れそのものを再評価の方法(ルール)にすれば良いと思います。

「こうだったら問題ない、取引継続!」という条件を明確にしてください。

と回答しました。

この再評価に関する規格要求もそうですが、ISOの規格要求を要求以上に大きく捉えて、大きなイベントになっている会社が多いです。

『これがISOは大変だ』となっている原因です。

ISOが要求しているのは当たり前のことで、わざわざイベントにしなくても自然に満たしていることも多いです。

ISOのためのISO活動はやめましょう。

今回の言いたいこと、ご理解いただきたいこと、でした。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


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正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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