老人ホーム・老人介護施設とISO9001 |
高齢者介護施設におけるISO9001取得の意味 |
ISO9001を取得していることは国際的に定めたルールに従って介護サービス提供を行っていることの証であり、加えて、顧客満足と継続的改善を推進している事業者であることを認められるということです。
[入居されるお客様へのメッセージ]
日本は高齢化社会となり、老人ホームや高齢者向けの介護施設の事業者が年々増えています。そのような中、老人ホームへの入居や介護サービスを受けたい高齢者やその家族は、より良い介護サービスを受けるためにはどこの事業者に介護を依頼すれば良いか、どこの施設に入居すれば良いか、施設の数が増えているために選択に迷っています。ISO9001は安心して入居してくださいという施設からお客様へのメッセージとなります。
[職員の意識向上と標準化に]
多くの介護施設で課題となっていることの1つに、介護職員の質の向上があります。ISO9001が要求しているのは、サービスの画一化よりも、お客様満足の向上です。お客様やそのご家族が安心して、過ごせるサービスや環境をどのように提供するか、職員ひとりひとりが考えられる施設になる仕組みを与えてくれるのがISO9001です。
|
|
他の介護施設との差別化 |
老人介護施設がISO9001を取得することは、事業者が増えている中での差別化の1つとなります。2000年前後に製造業ではISO9001を取得することが、競合他社との差別化の材料となり、多くの製造メーカーがISO9001を我先にと取得しました。今ではISO9001を取得していることは製造業では当たり前となりつつあり、ISO9001を取得していないと大手企業との取引が出来ないこともあります。
老人介護・老人ホームにおいてもISO9001を取得する施設が増えている現状、今後、ISO9001を取得している、取得していないということが何らかの基準になる可能性もあります。 |
|
組織の強化を促進するツール |
国際規格に従って介護サービスを提供することは、介護施設における契約業務やケアプラン、介護サービスの提供など、れぞれの仕事において国際標準に基づいた仕事のやり方をすることになります。当然、そこで働く人たちは、例えば、顧客満足とは何か、継続的改善とは何か、様々な思案をして仕事のやり方を見直し、サービス提供をすることとなり、品質マネジメントシステムを導入することで、介護施設で働く従業員たちは自然とレベルアップすることとなり、結果的に組織強化につながります。 |
|
|
ご相談はお気軽に |
老人ホームを始めとした、デイケアサービス、訪問介護サービス、リハビリ施設、高齢者向けマンション事業者など、高齢者介護施設、高齢者介護サービス事業者へのISO9001のコンサルティング、ご相談を承っています。 |
|
ISO支援ネットでは、高齢者介護施設へのISOコンサルティングを提供しています。ご相談やお見積りは無料で承っております。お気軽にご相談ください。 |
|
|
ISO9001の中身 |
ISO9001は品質マネジメントシステムと呼ばれる国際規格です。ISO9001は、事業者がものづくりやサービス提供を行うにあたり、「顧客満足の向上」と「組織の継続的な改善体制」を実現するためのルールブックです。老人ホームや高齢者の介護施設に当てはめると、契約やケアプラン、介護サービスの提供、介護施設の管理や介護設備機器の管理などにおいて、ISO9001の考え方、つまり顧客満足と継続的改善の考え方を取り入れながら、介護サービスの方法を定め、定めたとおりに介護サービスを行うことを要求しています。 |
|
ISO9001の必要性 |
なぜ、これが国際規格になっているかというと、世界経済の中で国際的な取引が増すなか、顧客側は良い事業者と取引をしたいことを望んでいましたが、中には質の悪い製品・サービスを提供する事業者もいて、顧客側にとって事業者選択にリスクがありました。そこで、国際標準化機構がものづくりやサービス提供において、事業者側が顧客満足と継続的な改善活動に取組むための国際ルール(規格)をつくり、それを認証制度にしました。 |
|
ISO9001を取得することは、国際ルールに従って、製品づくりやサービス提供を行っている証となり、顧客側はISO9001の認証を取得している事業者とは安心して取引が行えるようになりました。 |
|
|