兵庫県宝塚市の企業様にて、ISO9001:2015の内部監査員研修を実施しました。
ISO支援ネットの研修は、企業様のもとに研修講師を派遣する派遣型講習です。
こちらの企業は製造業にて兵庫県宝塚市にて製造工場を稼働されていました。
ISO9001につきましては、既に取得されていらっしゃり、これから2015年版への移行審査を受けるために準備中とのことでした。
移行審査を受けるために、2015年版にて内部監査を実施するために、既に内部監査資格をお持ちの社員の方と、監査員増員のために、新たに内部監査資格を取得される社員の方が混在している内部監査員研修となりました。
こちらの企業も、2015年版への移行準備中ということで、移行に関するご質問を沢山いただきました。
研修中や休憩時間に、ISOに関する運用等のご質問は大歓迎です。
内部監査員研修では、短い研修時間でしか、その企業の様子を知ることができませんが、ISOのためのISO活動は是非やめていただき、メリットのある活動にしていただきたいと思っています。
そのためのアドバイスやご質問回答は、時間の許す限り対応させていただいています。
ISOの文書づくりに追われていたり、「ISO=文書作成」と考えられている方も多くいらっしゃいます。その企業にとって必要な文書作成は是非していただきたいですが、ISOのためだけの文書作成は不要です。
内部監査員研修でもよく話すことですが、品質マネジメントシステムにおいて、ルールづくりは必須ですが、ルールの文書化は必須事項ではありません。
文書化されていないルールがあっても全く問題ありません。
そんなことを言うと、驚くISO担当者の方も多くいらっしゃいます。特に2015年版は企業の自由度が大きくなりました。
何を文書化するのかは、ISO主体や審査員主体ではなく、企業主体で決定してい良いことです。
仮にISO審査員の方が「文書化した方が良い」と言ったとしても、企業主体で不要と思えば、作成しないで良いのです。
ISOの規格が求め、望んでいるのは、ISOのためのQMSではなく、顧客や企業自身のための品質マネジメントシステムを構築し運用することです。
兵庫県宝塚市での内部監査員研修も無事に終了することができました。
ISO支援ネットでは、兵庫県宝塚市以外にも、全国の企業様のもとへ内部監査員研修の講師を派遣しています。内容や料金について、ご興味のある方は、是非、ホームページをご覧ください。
[この記事を書いた人]
長谷川 順 ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。
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