ISO9001を取得するには業務フロー図が必要か?静岡の内部監査員研修での話

静岡県藤枝市にてISO9001:2015の内部監査員研修を実施しました。

ご依頼いただいたのは、化学品関係のメーカーで、これからISO9001の認証取得をするという準備中の企業様でした。

取得をするために、すでに他のISOコンサルタントからのコンサルティングを受けながら、品質マニュアルなどの文書の準備も進めているということでした。

 

研修受講者の方々は、そのISO9001取得を取組む推進メンバーの方々で、東京をはじめとした静岡県外と県内の他の事業所から内部監査員研修のために集まっていただいた方々でした。


ISO支援ネット

 

当社ISO支援ネットの内部監査員研修は、初めてISO9001を勉強される方でも、規格を理解し内部監査を実施していただけるように、「ISOとは」といった話から始まり、規格要求事項も最初から解説しています。

 

今回の受講者の方々は、推進メンバーとしてISOコンサルティングを受けていらっしゃるので、ISOや規格要求の基礎的な部分はご存じだったようですが、契約されているISOコンサルタントと、内部監査員研修の講師の話や解釈が異なっていたようで、「コンサルタントが言っていたことと違うな」といった戸惑いもあったようです。

そういったこともあり、取得準備において生じている疑問や問題について、沢山のご質問をいただき、質疑応答の時間も意義あるものであったと感じています。

 

質疑応答の一部をご紹介します。

質問:「ISOコンサルティングを受けて業務フロー図を作成するところですが、業務フロー図は必要ないのですか?」

回答:「ISO9001の規格要求事項4.4項に、会社の中にあるプロセスの相互関係と順序を明確にしなさい。という要求があります。この要求を受けて多くの企業では業務フロー図を用意しています。しかし、業務フロー図でなくても、プロセスである会社内の仕事や業務の流れ、順序関係が明確にできていれば業務フロー図はいりません」

私どもISO支援ネットの考えは、ISOのためのISOは是非やめていただきたい。例えばフロー図でも、会社として必要性があるのであれば、是非とも作成していただきたいですし、ISOの審査を受けるためだけにフロー図を作成するのは反対です。

ISOは自社の利益のためにシステムを構築し運営するものです。規格要求は、どの要求においても、どれだけしなさいとか、どの程度しなさいとか、文書であれば、こんな様式を使いなさいとか、強制する要求はありません。

あくまで取得する企業主体で要求を満たせば良いのです。企業主体とは、ISO取得の目的を基準に考えれば良いと思います。

ISOを取得する目的が品質向上であれば、品質向上を実現するために、顧客満足であれば顧客満足向上を実現するため、その他目的を実現するために、必要な活動や文書を用意すれば良いと考えます。

 

ただし、ISOに関する考えは、コンサルタントや審査機関、審査員によっても異なります。当社の考えが絶対で、他の方々が間違っているということはありません。

なので、外部の人間の考えを参考にしながら、自社のために活かすISOの形を構築していただければ良いのではないでしょうか。

 

以上、静岡県藤枝市での内部監査員研修の話でした。

当社では、静岡県内はもちろん、全国にて内部監査員研修を実施しています。取得を準備中の企業様も歓迎です。

詳細はこちらをISO支援ネットをご覧ください。

 

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内部監査員研修

介護施設でISO14001:2015の内部監査員研修を実施しました

[まえおき]

介護施設におけるISO14001取得の意義(メリット)をコンサルタントなりに考えてみました。「活かすISO」ということに触れ、ちょっと長くなってしまいましたが、ご興味のある方は以下、最後までお読みください。

 

大阪にてISO14001の内部監査員研修を実施させていただきました。ISO14001:2015年版を基準規格とした研修です。

研修を実施させていただいた大阪の介護施設は、過去に当社が認証取得のコンサルティングもさせていただき、その後、何度か内部監査員研修のご依頼を頂戴しています。


 

ISO支援ネット

 

老人ホーム等の介護業界においてISO14001を取得されている事業者は、国内の環境マネジメントシステム認証件数や国内の介護事業者数からするとまだまだ少ないでしょうが、最近はISO14001を取得している、または取得しようとしている介護施設も増えてきています。

 

介護事業者にとってISO14001を取得するメリットは、環境に配慮した介護施設となるブランド力の向上といったこともありますが、それよりも、資源のインプット、アウトプットが多い事業であるので、コストダウンというのが何よりも経営上においてのメリットと言えます。

 

老人ホーム等の介護施設は、高齢者が24時間生活している住居です。一般の家庭でも節約となると、電気代などの光熱費は真っ先にその対象となります。

 

介護施設でも照明や空調の電気代はもちろん、お風呂や調理による水道光熱費が大きなコストとなっていますし、デイサービスを始めとした在宅高齢者向けの介護サービスでは、高齢者の送迎車両の利用によるガソリン費用も大きなコストとなっています。

 

ISO14001の取得に関わらず、どこの介護施設でも光熱費の節約は心掛けていらっしゃることかと思います。

ISO14001を取得するメリットは、その節約を仕組みとして施設内に定着させて機能させることです。簡単に言うと節約のルールづくりです。また、ISO14001が唱えている継続的改善により、その仕組み自体をどんどん良くして、さらに節約成果をあげられることです。

 

電気を小まめに消して回ることも重要ですが、そもそもどうしたら電気の使用量を控えられるか、消し忘れを無くすことができるか、それを考えて実行することを定着させるのがISO14001です。

 

そして、ここからが一番重要なメリットですが、

老人ホーム等の介護施設であれば、利用者である高齢者、そしてそのご家族の満足度を向上させることを、いずれの介護施設も目指されていると思います。

ISO14001のメリットは、顧客満足度と節約を両立できる活動です。

環境マネジメントシステムの取組みをすればするだけ、コストは下がり、ご利用者の満足度は向上するという好循環を目指せることです。

 

好循環の視点はもう1つ考えられ、介護施設で働いている職員たちの働き甲斐を向上させたり、負担を軽減することも、近年の大きな課題です。その課題の取組みと節約を両立することです。

 

「環境活動と顧客満足向上」

「環境活動と職員の負担軽減」

 

ISO14001を取得しながら、この好循環を得られていない施設も多いと思います。

せっかくISO14001を取得するなら。やらされるISOより、活かすISOにシフトしていただきたいです。

 

活かすISOとは、

例えば介護施設では、排泄のケアがあります。自立して排泄できる高齢者と、おむつを利用している高齢者がいらっしゃいますが、自立支援に取り組む施設では、おむつ利用から自立排泄ができるようになったという事例があります。

おむつ利用から自立排泄を目指し、達成できたとき、どんなメリットが生じるでしょうか。

ご利用者のメリットは?

ご家族のメリットは?

職員のメリットは?

介護施設のメリットは?

環境のメリットは?

もしかするとデメリットも出るかもしれませんが、もし、これらのメリットが沢山あると思えた介護施設では、ISO14001を取得する価値が大きいと思います。

 

今回、こちらの大阪での介護施設の内部監査員研修では、そんな話も少し交えて環境マネジメントシステムの解説を実施させていただきました。

 

当社は介護施設以外でもISO14001の内部監査員研修とコンサルティングを実施しております。ご興味があれば、こちらのISO支援ネットをご覧ください。

 

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