講師訪問、広島県でISO14001内部監査員研修を実施しました。

広島県の製造業の会社より内部監査員研修のご依頼をいただき、先日、研修講師として訪問してきました。

講師が訪問出張してISO研修を実施

当社が運営するISO支援ネットでは、ISO9001とISO14001の内部監査員研修を全国の企業にISO講師が訪問して行う「講師派遣型の研修」として承っています。

研修を検討されている企業様は、研修料金等をホームページでご案内しているのぜ、是非、こちらご覧ください。

ISO支援ネットの内部監査員研修(研修料金)

今回の訪問先は広島県の製造業

今回、ISO14001内部監査員研修のご依頼を頂戴した広島県の製造業ですが、自動車関連の製品を製造している会社です。

広島県といえば自動車メーカーであるマツダのお膝元ですね。広島県内には250社以上の自動車関連企業があると聞きました。国内には自動車関連の企業が比較的に多いですが、地元に自動車メーカーがある県はさすがに関連企業も多いですね。

それから、今回は研修会場の訪問に近郊駅からレンタカーで移動したのですが、広島県内を走っている車はマツダの自動車が多い気がしました。

自分がレンタカー会社から充てられたクルマはマツダ車製ではなかったのですが。

ちなみに、当社は全国の企業に講師派遣型の研修で訪問するので様々な土地に参ります。研修会場となる企業の場所によっては、公共交通機関が使いづらく車移動になることも多いのですが、タクシーを使う事もあれば、レンタカーを利用することも多くあります。

(研修やコンサルティングでどこでも参りますので、ご遠慮なくご依頼ください)

ISO14001内部監査員研修の受講者が…

さて、今回のISO14001内部監査員研修ですが、ご依頼いただいた企業はISO14001の運用実績が20年ほどある企業でした。

今回は10数名の方に受講していただきましたが、受講者の中には内部監査員の社内資格を保有していて、既に監査員として活動されている方が多くいらっしゃいました。

通常、内部監査員研修のご依頼を頂戴して研修をさせてもらうと、受講者は内部監査員としての経験は当然無く、はじめてISOを勉強するという方が参加される場合がほとんどです。

内部監査員研修を依頼された事情

研修幹事をされている事務局の方に内部監査員研修をすることとなった事情を伺うと、

こちらの会社では、内部監査を担当できる社員の方はそれなりに揃っていらっしゃるとのことですが、内部監査員の中でも監査のチームリーダーを担当できる人と、監査員メンバーを担当する人と分けていらっしゃるようで、今回受講された方々は、これから監査のチームリーダーになってもらうべく、改めて研修の機会を設けたとのことでした。

ISO運用に前向きに取組んでいらっしゃる会社ですね。

講師訪問だから企業に合わせた研修内容

既に内部監査経験がある人も多く受講しているということで、研修の中ではそれを踏まえて、監査経験がある方が参考になるようなお話を含めて進行しました。

当社は講師派遣で各企業に出向いて内部監査員研修をしますので、訪問した企業のそれぞれの事情を踏まえて研修をしています。

これからISOを取得する企業からの研修依頼も

今回、こちら広島の企業では、内部監査の経験がある方の向けの内容にしましたが、先日研修のご依頼をいただき、今度これから訪問する企業は、現在、ISOを取得するために準備中という事情を聞いています。当然、会社としても内部監査の経験も無く、ISO自体を初めて勉強する方も多いという事前情報を伺っています。

初めてISOを勉強される方でも、すぐに内部監査を実践できるように研修をする予定です。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



ISO支援ネット

ISO支援ネットのコンサルティング


ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


内部監査員研修

ISO9001と14001、内部監査チェックリスト無料サンプル

ただいま当社ISO支援ネットでは、内部監査のチェックリストサンプルを無料配布しています。
(無料サンプルのダウンロード方法は、最後にご案内しております)

 

ISOを取得されている企業では、内部監査を実施される際に、チェックリストを活用しているところがほとんどかと思います。

 

私も多くの企業に訪問しておりますが、チェックリストを使っていない企業は記憶にありません。

ただ、チェックリストの書式や内容は様々で、いろんな内部監査のやり方をされています。どれが正解というものはなく、自社に合った内部監査のやり方をされればと思います。

 

チェックリストについては、毎年同じものを使いまわされている企業も多くあります。

規格要求事項が書かれているだけのチェックリストもあります。

私は個人的に、内部監査を実施する都度、実施される内部監査員がチェックリストを作成することを奨めています。(当社が実施する内部監査員研修でも、チェックリストを作成する演習があります)

 

ただ、年に一度だけ、内部監査をする社員の方が、白紙からチェックリストを作成するのは大変かと思います。

一から作成するのではなく、過去のチェックリストを参考にして、もしくは、ほとんど丸写しでも構いません。しかし、少しだけでも、その内部監査員の方の個性をチェックリストに込めていただきたいのです。

 

そもそも、なぜ、内部監査をするのでしょうか。

ISO9001であれば、顧客満足や、継続的改善が実施されているかどうかを、確認するためです。

ISO14001であれば、環境活動により環境パフォーマンスがどうなっているかを、確認するためです。

 

そして、ISO9001も14001も、内部監査員の方が指摘を出したり、改善を促すことで、監査を受けた側である被監査部門が向上し、結果、会社全体が良くなることを目的としています。

 

内部監査で定型の質問をなぞるだけでは、なかなか達成できるものではありません。内部監査員の方が考える品質や環境のあり方を考え、その思いをチェックリストに込めていただきたいのです。

 

仕事に忙しいなか、内部監査をするにあたって、チェックリストの作成に時間をかける必要はないかと思います。しかし、せっかく内部監査をしていただくなら、有効な監査にしていただきたいのです。

 

過去のチェックリストや、当社が配布するチェックリストを有効活用して、有意義な内部監査をしていただければと思います。是非、内部監査員の方の思いを込めて編集してください。

 

サンプルの種類は、次のものです。

[品質]ISO9001:2015年版の内部監査チェックリスト

[環境]ISO14001:2015年版の内部監査チェックリスト

 

無料配布ページのご案内:

当社ISO支援ネットの内部監査員研修のページの、ページ最下部より、チェックリストのイメージ画像があるので、そちらをクリックしてください。

配布形式は、エクセルです。

ISO支援ネット:内部監査員研修

 

 

ISO支援ネット

 

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ12歳から東京に移り住み、26歳で経営コンサルティング会社に転職、現職。2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティング、ISO研修を継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

介護施設でISO14001:2015の内部監査員研修を実施しました

[まえおき]

介護施設におけるISO14001取得の意義(メリット)をコンサルタントなりに考えてみました。「活かすISO」ということに触れ、ちょっと長くなってしまいましたが、ご興味のある方は以下、最後までお読みください。

 

大阪にてISO14001の内部監査員研修を実施させていただきました。ISO14001:2015年版を基準規格とした研修です。

研修を実施させていただいた大阪の介護施設は、過去に当社が認証取得のコンサルティングもさせていただき、その後、何度か内部監査員研修のご依頼を頂戴しています。


 

ISO支援ネット

 

老人ホーム等の介護業界においてISO14001を取得されている事業者は、国内の環境マネジメントシステム認証件数や国内の介護事業者数からするとまだまだ少ないでしょうが、最近はISO14001を取得している、または取得しようとしている介護施設も増えてきています。

 

介護事業者にとってISO14001を取得するメリットは、環境に配慮した介護施設となるブランド力の向上といったこともありますが、それよりも、資源のインプット、アウトプットが多い事業であるので、コストダウンというのが何よりも経営上においてのメリットと言えます。

 

老人ホーム等の介護施設は、高齢者が24時間生活している住居です。一般の家庭でも節約となると、電気代などの光熱費は真っ先にその対象となります。

 

介護施設でも照明や空調の電気代はもちろん、お風呂や調理による水道光熱費が大きなコストとなっていますし、デイサービスを始めとした在宅高齢者向けの介護サービスでは、高齢者の送迎車両の利用によるガソリン費用も大きなコストとなっています。

 

ISO14001の取得に関わらず、どこの介護施設でも光熱費の節約は心掛けていらっしゃることかと思います。

ISO14001を取得するメリットは、その節約を仕組みとして施設内に定着させて機能させることです。簡単に言うと節約のルールづくりです。また、ISO14001が唱えている継続的改善により、その仕組み自体をどんどん良くして、さらに節約成果をあげられることです。

 

電気を小まめに消して回ることも重要ですが、そもそもどうしたら電気の使用量を控えられるか、消し忘れを無くすことができるか、それを考えて実行することを定着させるのがISO14001です。

 

そして、ここからが一番重要なメリットですが、

老人ホーム等の介護施設であれば、利用者である高齢者、そしてそのご家族の満足度を向上させることを、いずれの介護施設も目指されていると思います。

ISO14001のメリットは、顧客満足度と節約を両立できる活動です。

環境マネジメントシステムの取組みをすればするだけ、コストは下がり、ご利用者の満足度は向上するという好循環を目指せることです。

 

好循環の視点はもう1つ考えられ、介護施設で働いている職員たちの働き甲斐を向上させたり、負担を軽減することも、近年の大きな課題です。その課題の取組みと節約を両立することです。

 

「環境活動と顧客満足向上」

「環境活動と職員の負担軽減」

 

ISO14001を取得しながら、この好循環を得られていない施設も多いと思います。

せっかくISO14001を取得するなら。やらされるISOより、活かすISOにシフトしていただきたいです。

 

活かすISOとは、

例えば介護施設では、排泄のケアがあります。自立して排泄できる高齢者と、おむつを利用している高齢者がいらっしゃいますが、自立支援に取り組む施設では、おむつ利用から自立排泄ができるようになったという事例があります。

おむつ利用から自立排泄を目指し、達成できたとき、どんなメリットが生じるでしょうか。

ご利用者のメリットは?

ご家族のメリットは?

職員のメリットは?

介護施設のメリットは?

環境のメリットは?

もしかするとデメリットも出るかもしれませんが、もし、これらのメリットが沢山あると思えた介護施設では、ISO14001を取得する価値が大きいと思います。

 

今回、こちらの大阪での介護施設の内部監査員研修では、そんな話も少し交えて環境マネジメントシステムの解説を実施させていただきました。

 

当社は介護施設以外でもISO14001の内部監査員研修とコンサルティングを実施しております。ご興味があれば、こちらのISO支援ネットをご覧ください。

 

ISO支援ネット

 

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


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