工場がきれい・汚い。和歌山のISO9001コンサルティング事例で考える

従業員10人未満の製造業

和歌山県でISO9001認証取得のコンサルティングをしています。

当社・ISO支援ネットは全国の企業を対象にISO9001、ISO14001の認証取得コンサルティングをしています。

和歌山県をはじめ、全国どこにでもISOコンサルタントが訪問しています。

しかも、出張交通費は無料、コンサルタント費用も全国均一です。

コンサルティング料金もHPで公開しているので、是非、ご覧ください。

社員2名からのISOコンサルティング料金

さて、現在、和歌山県でISOコンサルティングをしています。

従業員10人未満の製造業です。

お客様の業務内容については事情があり詳細をお話ができず、製造業というざっくりとして表現で止めさせてもらいます。

ISOコンサルタントの業界・専門知識について

ISOコンサルティングの依頼をいただく際に、ご検討されている企業から、次のようなご質問をときどきもらいます。

「○○業のISOコンサルティングの経験はありますか?」

ご質問の意図としては、自社の業務内容や業界を知ったコンサルタントに支援してもらいたいということなのだと思います。

ご質問に対しては、正直に「あります」や「ありません」と回答しているのですが、当社としましては、どんな業種分野のISOコンサルティングも自信をもって承ります。

ひと昔前までは業界に特化したISOコンサルタントがいました。例えば、建設業に特化したISOコンサルタントなどです。最近は専門分野に特化したISOコンサルタントも少ないように思います。

当社は分野に特化したISOコンサルティングは行っていないので、特定の分野の専門性や専門知識はありません。

ISOの専門家としてどんな業種業界の企業のご支援もいたします。

当社はこんなISOコンサルタントです

これまで当社は20年以上にわたり様々な企業のISOコンサルティングを行って参りましたが、同じ業界の企業であっても、一つとして同じ企業はありませんでした。

当社は、企業様それぞれの文化や事情に合わせて、ISOのコンサルティングを行っています。

例えば、従業員2人の会社であれば、2人で運用しやすいISOに。従業員1000人の会社であれば1000人で運用しやすいように。

業種も同様に、製造業と小売業、サービス業では品質管理の考え方なども違います。それぞれの業種というより、企業様の考えにマッチするISOコンサルティングが当社は得意です。

和歌山県の会社、ISO9001取得の目的

話は和歌山県のISOコンサルティングに戻ります。

こちらの企業がISO9001を取得された目的は顧客の新規開拓です。

これまでも新しい企業と取引をする際には「ISO9001を取得していますか」という質問を度々もらっていたようで、ISO9001取得の必要性を薄々感じられていたようです。

今回、こちら和歌山県の企業は、新規開拓を積極的に行っていくという方針が固まり、これに伴い、ISO9001取得は必須ということで当社にコンサルティングのご依頼がありました。

ISO取得、工場はキレイじゃないとダメ?

こちら和歌山県の企業にISOコンサルティングで初めて訪問した際、全く問題なく取得していただけるなという雰囲気を感じました。

製造業なので工場があり見せてもらいましたが、とても整理整頓や清掃が行き届いた現場で、日頃からしっかり管理されている企業だという印象をもちました。

長くISOコンサルタントをやっていると、この和歌山県の企業のようにとても管理の行き届いた印象の会社もあれば、初めてISOコンサルティングに訪問した際に、全く真逆の印相のもつ会社も多くあります。

失礼ながらどんな会社かと言うと、工場内が雑然としていて、工具や不要な物などが散乱している、清掃はしているのかなと疑問に感じるような会社です。

工場が汚い会社もISOを取得できる?

そんな雑然とした工場をぐるりと見学すると、必ずと言っていいほどそこの会社の担当者は「こんな会社ですが、ISOは取れますかね」と質問を投げかけてきます。

工場は清掃が行き届いて整理整頓がされている状態であることに越したことはないですが、ISO9001取得が、工場のきれい・汚いで決まるものではありません。

なので、どんな会社も安心してください。

ISO9001は改善をしていくことが規格の目的でもあるので、管理が行き届いて会社よりも、管理がまだ行き届いていない会社が取得し、ISOを用いて改善していくことに価値があります。

なので、会社の管理や清掃など、まだまだこれからという会社こそISOを取得するべきです。

やっぱり新規取引にはISO9001が必要だった

和歌山県の会社の工場は既に管理が行き届いている感じでしたが、こちらの会社のISO取得目的は自社が品質や工程をしっかり管理していることを、第三者から認証してもらうことです。

ただいま和歌山県でISOコンサルティング中ですが、第一段階の審査は問題なくパスして、ISO認証取得はほぼ確定といったところです。

このISO取得準備中も、新規開拓を並行して取組んでおられましたが、新しい引合いがあった会社から「ISO9001は持っていますか」という質問があったようで、「現在、準備中でいついつまでには取得できる予定です」と回答したところ、お客様の方から「それであれば安心して仕事をお願いできますね」という返答があったということで、「やっぱりISO取得にチャレンジして良かった」という事があったそうです。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ、12歳から東京に移り住む。26歳で経営コンサルティング会社に転職、現職。2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティング、ISO研修を継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。


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