先日、大阪の加工会社から内部監査員研修のご依頼をいただき、講師を務めてきました。
ISO9001(品質規格)やISO14001(環境規格)を取得している会社は定期的(年1回以上)に自社が国際規格を満たしているか否か、また、それらに効果があるか否か自分たちで監査をすることになっています。
内部監査は自分たちで自分たちの仕事や活動を監査するので、監査を担当する監査員はISO規格の知識や監査技術を身につけていなければなりません。そのため内部監査員になる方々は必ず内部監査員研修などのトレーニングを受けることになっています。今回、ご依頼いただいた会社は数年前にISO9001を取得されている会社で、既に社内に内部監査員が10名ほどいらっしゃいますが、新たに10名の社員の方々が内部監査員になるべく研修に参加されました。
こちらの会社では内部監査員の人数が不足しているという訳ではありません。内部監査員となる社員がISOを一番勉強し理解しているので、会社としては多くの社員にISOの勉強をしてもらい、社内のISO運用状態を高めようというのが今回の研修の大きな狙いです。別のある企業では、社員全員が内部監査員になることを目指している会社もあるくらいです。
当社 ウイズダムマネジメントが行う内部監査員研修は1日半(11時間)を要するプログラムで、ISO規格と監査技法を学び、実際に監査の模擬を体験していただきます。
研修前にはISO規格の中身を知らなかった人たちも、研修終わりには規格本をスラスラとめくり内部監査を実施できるようになるので、その変わり様にはいつも驚かされます。
内部監査員は経営者の代理となって、独立した客観的な視点で監査をしなければなりません。内部監査員が各部門に対して指摘や改善要求を行うことで管理体制が改善され、これを継続していくことで会社全体がだんだん良くなっていくのが内部監査の一番の利点です。事実、内部監査を前向きに取組んでいる会社では内部監査を重ねる度に会社全体が底上げされています。
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[この記事を書いた人]
長谷川 順 ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。
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