名古屋の5名の製造業で、ISO9001のコンサルティングをしています

名古屋でのISOコンサルティングの話です

名古屋市の郊外の金属加工会社でISO9001のコンサルタントをしている途中です。

こちらの会社は、社長と経理の2人は親族関係で、ほかに製造現場に3名の従業員がいらっしゃり、合計5人の小規模の会社です。

最近は、こちらのように3人や5人といった10人以下の小規模の会社からもISOコンサルタントのご依頼をいただくことが多くなりました。

(当社は人数別でコンサルタント料を設定、2名から受付けています)

こちら名古屋の会社 (厳密に言うと名古屋の近郊) は、1回目の認証取得の審査を無事に終えました。

ISO9001認証取得のための初めて受ける審査は、2段階の審査が行われます。(一次と二次の審査を合格して認証取得となります。)

1回目(一次)の審査は下見のような位置づけで、活動の状況を表面的に確認され、2回目(二次)の審査で、各仕事や活動についてしっかり審査されます。

今回の一次の審査の様子では、間違いなく二次審査も合格し、問題なくISO9001の認証取得をしていただける状態です。あとは2回目の審査の日が来るのを待つだけです。

名古屋・愛知県は製造業が多く、ISOのご依頼も

ご存知のように、名古屋をはじめ愛知県には自動車関係の会社が大変多く、製造業が盛んな地域です。

そのため、これまでも名古屋圏でISOコンサルタントやISO研修のご依頼をいただくことも非常に多いです。

こちらの会社も車両部品の金属加工もされていて、品質管理に厳しい業界であるため、取引上ISO9001の認証取得が必要となりコンサルタントのご依頼をいただきました。

当社のコンサルティング方針、負担は少なく

当社のコンサルタント方針は、まずは、負担なく取得して、負担なく維持運用できることを目指しています。

ISO9001は国内で3万社以上の会社が取得されていますが、ISOが負担となって苦労されている企業が大変多いです。

ISO9001は取得して苦労を強いられるものではなく、仕事が円滑に推進されることを目指す規格です。

本来はスムーズに仕事が進むことを目指す規格なのですが、全く真逆の「苦労」や「負担」を背負って運営している企業も多く、難易度が高い規格と勘違いされたり、間違った運用をしていたり、誤解している企業が多いのも事実です。

当社のコンサルティングは、そういった誤解を解き、本来の目的を実現してもらうように、お手伝いをしています。

今回、ISO取得に当たって実施してもらったこと

こちら名古屋の会社も、ISO9001の取得にあたり、基本的な仕事のやり方はこれまで通りに変えずにISO審査を受けるに至りました。

取得に当たって変えていただいたこともあります。

ISOを取得するにあたって実施していただいたことは、
・不適合品(不良品)の件数と内容を判るようにしていただいたこと
・社内で定期的にミーティングを開催していただいたこと
の2点です。

ISOでは不適合品は必ず発生するものと考えています。
なので、不良品が出ること自体は全く問題ありません。
規格が要求しているのは、どんな不良が発生しているかを把握することです。

ISOの準備が始まって不適合品の件数をカウントしていただくようになり、数ヶ月で小さな不良も含め100件以上の不適合品が発生していることが判りました。

それまでは、不良品が多少発生しているという認識だけでしたが、どんな不適合品がどれだけ出ていると件数と内容が判るようになっただけでも成果です。

この会社がISOの準備をはじめて、大きく変わったこと

もう1つのミーティングは、週に1回、全員で、と言っても5人ですが、ミーティングをして情報共有や、意見や提案を交換するようになりました。
ミーティングを始めるようになり、大きく変化したことがありました。

それは、現場の整理整頓です。
現場が見違えるようにきれいになりました。

ISO取得の準備を始める以前から、時間をとって習慣的に清掃活動をされていましたが、ミーティングによって、現場の方々の会社の方向性やISOへの意識が高まり、それが清掃活動にも表れたと経営者の方が話をしてくれました。

この名古屋の会社では、ISOが始まったばかりで、色んな成果が出るのはこれからかと思いますが、早くもISOの本来の成果が表れつつあります。

不適合品も、これまでは、それぞれの担当個人で不適合の発生やその処置を把握していましたが、全員で共有するようになれば、ある程度は自然に減少するかと想像しています。

ISO取得が難しい、これは誤解で規格の本来の意図が大切

ISO9001は決して難易度の高い管理をしないといけない規格ではありません。
ISOは難しい事をしないといけないと、誤った解釈で苦労している会社が多く、その噂と印象が広まり、事実と異なる認識を持っている方が本当に多いのです。

「当社にはまだISOは難しい」と話される経営者もいらっしゃるのですが、

ISO9001はISOのためではなく、自分たちの仕事が上手く進むための規格です。

小規模の会社であるほど、個人プレーで仕事を進めているケースが多く、組織運営を円滑にするためにも10人前後や、3人、5人といった小規模会社が取得するメリットは高いかと思います。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ、12歳から東京に移り住む。26歳で経営コンサルティング会社に転職、現職。2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティング、ISO研修を継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。