管理責任者は必要、それとも不要?を解説

以前、ISO取得のコンサルティングをさせていただいたお客様から「管理責任者は必要ですか」とご質問をいただきました。

ISOを既に取得している企業で管理責任者を立てている会社は多いと思います。

ISO9001とISO14001は、2015年に規格が改定されてから、品質管理責任者(環境管理責任者)を設置する要求事項がなくなりました。

改定前は、規格の要求事項に「管理責任者を設置しなさい」という具体的な要求が記載されていましたが、「管理責任者」という言葉がなくなりました。

管理責任者を立てる必要はなくなったのです。

企業のありのままの組織体制でシステム運用をしてくださいという趣旨です。

 

2015年版が改定される以前に、私が認証取得のコンサルティングをして、要求事項に従って管理責任者を設置していた企業でも、規格改定に伴い、システムやマニュアルから管理責任者を削除した企業もあります。

 

また、2015年版になってから新たに取得した企業ですが、管理責任者を設置して運用している企業もあります。

 

規格の要求事項から「管理責任者」という言葉がなくなりましたが、
管理責任者を設置するか、しないかは、必要があるか、必要がないか、企業のそれぞれの事情で決めるのが一番です。

[管理責任者が必要のないケース]

以前の規格要求での管理責任者の主な役割は、システム運用のリーダーで運用をとりまとめるのが役割です。

・管理責任者の役職をつくらなくても(削除しても)、システム運用に問題がない

既に取得している企業で、これまで管理責任者がいたけど、これから無くしたい企業では、無くすことで、これまで管理責任者がしていた仕事を誰がするのか?

・引き継ぐ人がいる

・形だけの管理責任者で何もしていなかったので問題ない

・管理責任者=総務部長なので、管理責任者の名前を外しても問題ない

 

[管理責任者が必要なケース]

・ISOやシステム運用を取りまとめる新たな役職が必要

・社内において運用担当者の重みをもたせたい

・システム運用の責任権限が委譲・移譲するかもしれない
(いまは製造部長が管理責任者だが、将来は開発部長が担当するかもしれない)

 

[既にある管理責任者をなくす方法]

品質マニュアル・環境マニュアルに品質管理責任者・環境管理責任者の名称をなくす。

マニュアルの主語に、「管理責任者は~」となっている場合は、代わりとなる主語に置き換えましょう。

例えば、社長は、工場長は、〇〇部長など、もしくは、「当社は」としても良いでしょう。

組織図やフロー図などに、管理責任者の名称がある場合は、削除するか、別の役職または部門名に振り分けましょう。

例えば、管理責任者となっていた箇所を、〇〇部長や〇〇部などに変えます。

また、組織図などで、無理やり管理責任者の枠を挿入していたような場合は、削除するだけで結構です。

 

組織体制やマニュアルを変えるにあたって、「ISO的にこれで良いのかな?」と不安に思うことがあると思います。

私は、コンサル先のお客様にも申し上げますが

「ISOのことを一切気にする必要はありません」

「自社が良ければそれでOKです」

企業はISOのための活動をしているのでありません。従って、ISOに合わせることで、自分たちの良さが無くなるようなことはしないで欲しいのです。

自分たちが「こうありたい」と思うやり方や体制をつくることを優先してください。

その状態をISOの要求に合致させるのが当社のコンサルタントの仕事だと考えています。


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[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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ISO9001取得後の継続・運用コンサルは不要、コンサルティングに依存しない

ISO9001の取得を検討されている企業では、取得後の運用負担を心配されている方も多いと思います。

 

それは、「ISO9001を維持・運用していくのは大変」という噂をお聞きしているからではないでしょうか。

もしかすると噂ではなく、実際にISOを取得している企業の人から、そんな感想を聞いていて、「ISOは大変だ!」と不安になられているかもしれません。

 

でも、その不安やご心配は不要です。

 

当社では、ISO9001の取得の負担はもちろん、取得後の維持・運用の負担もないようにシステム構築をコンサルティングしています。

 

なので、ISO9001を無理なく取得して、取得後も負担なく維持運用をしていただけます。

 

その理由を解説します。

ISO9001を取得するために何をするか、簡単に言うと「ルールづくり」です。

 

「ISOは大変だ!」と言っている企業の人は、事実、大変なのだと思います。それは大変になるようなルールをつくっているからです。

 

大変なルールとは、例えば、

・どんな作業でも手順書をつくる

・何をするにも記録を残す

・どんなことをするにも、上司の承認(ハンコ)をもらう

 

ISOを取得する前にはしていなかった上記のような事を、ISOを取得するからと言って、「やるというルール」にして、「大変だ、大変だ」と言っている企業が沢山あります。

 

手順書を作成すれば、更新や管理の手間が発生し、

記録を残すためには、発行する手間、保管する手間がかかり、

上司の承認(ハンコ)は、印をもらうために時間がかかり、漏らしていれば指摘され、

ルールを作ったばかりに、自分たちの首を絞め、手間も時間もかかるISO活動になってしまうということがあります。

 

誤解があってはいけないので、お断りしておくと、ルールを作ること、文書や記録を発行すること、上司に承認をもらうことを否定しているのではありません。

否定していることは、「誰も必要としていないのに、ISOのルールだからと言って、手間をかけること」これを否定しています。

 

 

ISO9001:2015の規格では、「事業活動とISO活動を統合してください」と要求しています。

平易に言うと、日常業務、そのものをISOの活動にしてください。

昔は、ISOのためのISO活動をしている企業が沢山ありました。今でもそれを続けているところもあります。

 

当社のコンサルティングでは、通常の活動、日常業務をその通りにルール化させていただきます。

なので、今までの仕事と同じやり方で、ISOを維持運用できます。

 

ISOのコンサルティング先で、ISOと言えば文書化と思われ、新しい文書や記録を用意しようとされることがあるのですが、当社のコンサルティングでは「ISOのための文書だったら作らないでください」と申し上げています。

 

 

ご説明のとおり、ISO9001はルールづくりです。

無理な負担のあるルールをつくると維持運用が大変です。

シンプルなルールで取得すれば、その後の維持運用も簡単です。

 

当社は維持運用まで考えたISOコンサルティングを提供しています。

従って、当社では取得後のコンサルティングを想定していません。

維持運用のコンサルティングがなくても問題なく、負担なく運用していただけるルールをつくっているからです。

 

ISO9001取得後も負担なく運用されたい企業様は、当社にご依頼ください。

 

 

[すでにISO9001を取得されている企業にご案内]

次のような状況の場合はご支援させていただきます。

・ISOを負担なく前向きに活用したい。

・一人の担当者に任せて全社的な運用ができていない。

・分厚いマニュアルを一から作り直したい。

 

まずは、メールにて貴社の状況とご要望をお知らせください。

その際、取得の事業内容、人数、サイト(住所)情報をお書き添えください。

 

 

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ISO14001の環境目標の事例、環境目標の設定方法

ISO14001、環境マネジメントシステムの環境目標の設定について、どんな目標を設定すれば良いのか、ご質問をいただきました。

 

5年前、10年前にISO14001を取得した企業では、環境目標として電気使用量の削減、紙の使用量の削減、ごみの削減などを設定して取り組むことが多かったと思います。

 

最初は順調に電気量、紙の使用量は削減されていっても、数年もすると削減の限界が見えてきます。

 

現在、当社のISO14001取得のコンサルティングでは、環境目標に電気の使用量や紙の使用量の削減を設定することは少なくなっています。

電気の使用量の削減や、紙の使用量の削減に取り組むことに、必要性やメリットを感じる企業では、是非、環境目標に設定されると良いと思います。

ただ、ISOを取得するから、何か環境目標を設定しないといけないから、そんな理由で電気や紙の削減に取り組むのはおすすめできません。

それより、違った環境目標を設定するべきです。

 

何を環境目標に設定するか?

それは、その目標に取り組むこと、もしくは、目標を達成することに、企業あ必要性やメリットを感じるか、感じないかで決めてください。

 

ISO14001は2015年版として改訂され、より企業活動に密接した取組みをすることを要求されています。

ISOのための活動、ISOのための目標設定はやめましょう。ということです。

 

是非、自社にメリットがある環境目標にしていただきたいものです。

環境目標として、例えば、次のようなことが考えられます。

■生産性の向上
設備などに変わりなく、時間あたりの生産量が上がり、時間短縮ができれば、1製品当たりの設備の電気使用量、照明の使用時間、空調の使用時間が削減されているはずです。

■時間短縮
業務・作業の時間短縮はそれに関わる照明、パソコン等の電気使用量の削減につながります。

■残業時間(就業時間)の削減
照明や空調の使用時間の削減になります。

■不良品の削減
作り直しの時間、材料の削減、生産性の向上

■歩留りの向上
原材料の削減

■低燃費製品の開発
製品利用時の環境負荷が少ない

■製品の軽量化
運搬時、取扱い時の環境負荷が少ない

■製品の小型化
材料費の削減、梱包・運用費の削減、ごみの減量

■省エネ製品の販売拡大
自社製品または競合他社製品より環境負荷の少ない製品の販売促進

■長寿命製品の開発・販売拡大
製品寿命の長い製品の開発・販売拡大

■梱包材の見直し、少量化

■運搬方法・運搬時間の改善

■製品の再利用化

■製品リサイクルを考慮した製品開発・販売促進

 

その他、まだまだ色々考えられます。

もうご理解いただいたとおもいますが、ISO14001の環境目標はISOのために設定するのではなく、

自社にプラスとなり、且つ、環境影響に良いものを設定することをおすすめします。

 

環境目標に限界を感じている方、意義を感じない方の参考になれば嬉しいです。

 

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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誤解を解く「零細企業がISO9001は大変でしょ」取得する理由と負担を説明

先日、京都の鹿児島県人会の集まりに参加してきました。

私は鹿児島出身者ではないのですが、先輩のお誘いで、ここ数年、毎年参加させてもらっています。

京都の鹿児島県人会の会長は、京セラの稲盛さん。

過去の集まりでは、稲盛さんのJAL再生の講話などを聴かせていただき、とても貴重な機会となっています。

 

さて、今回は「小規模企業のISO9001は大変か?」という疑問について誤解を解きたいと思います。

その鹿児島県人会で席が同じになったある経営者が、私がISO9001のコンサルティングをしていると知ると「うちみたいな零細企業がISO9001は大変でしょ」とご質問をいただきました。

その方とは互いに自己紹介をする中での話でしたので、「従業員3人や10人以下の会社のコンサルもしていますが、皆さん負担なく取得されてますよ」と簡単なお返事だけをしました。

 

この経営者の方と同じく、「小規模企業でISO9001の取得は無理」とか「社員10人以下の会社ではISO9001の運用は大変」と思っていらっしゃる方が沢山いらっしゃると思います。

 

過去にも、製造業の経営者から「取引先からISO9001の要請があるから取りたいけど、うちのレベルではまだ無理」と話をされることがありました。

 

「小規模企業では難しい」と謙遜されてお話されている方もいると思うのですが、「規模が小さいから取得が難しい」というのは全くの誤解です。

 

正直、小規模企業、少人数だからこそ、ISO9001は取得すべきです。

 

補足をすると、人数の問題ではありません。

会社組織として、問題を感じている企業・組織こそ、ISO9001を取得すべきです。

 

「取得するべき理由」と、「取得は難しいのか」という2点について、お話します。

 

[取得するべき理由] 

 

ひと昔まえまでは「ISO9001は品質保証の国際規格」という大規模の製造業向けの堅苦しい内容であったのことは事実で、今でもそのイメージを抱えている方も多いと思います。

しかし、ISO9001は規格の改正を重ねて要求事項が変化しています。現在のISO9001(2015年版)は、組織運営のマネジメントツールです。

昔の堅苦しい、重苦しい規格ではなくなり、自由度の高い柔軟な規格になりました。

 

いまのISO9001規格の狙いは、どんな業種・業態、どんな規模の組織でも、ISO9001を運用することで、組織管理が「上手くいく」ことを導入の目的としています。

「上手くいく」とは、何をもって良しとするか、組織や事業によって、考えや方針、文化が違うと思いますが、その企業が目指していること、それを達成するための組織運営のマネジメントツールです。

企業や組織によって目指すことが違うというのは、例えば、
・もっと売上・利益をあげたい
・生産性を上げたい
・管理レベルをあげたい
・サービスを向上したい
・事故を少なくしたい
・仕事の負担や無駄を少なくしたい
・社員の意識を向上させたい
・社員を幸せにしたい
・楽しい会社にしたい
・コストを抑えたい(節約をしたい)

など、色々あると思いますが、「何でも、どんなことでも構いません」その目的を達成するためのツールです。

ISO9001は、ある一定以上の管理レベルに到達している企業が取得するものではありません。(それは昔の話です)

 

現在のISO9001は、「うちは まだ無理」と何か問題を抱えている企業こそ、取得すべきです。

問題とは、例えば、
・職場の整理整頓ができていない
・不良がよく出る
・従業員の教育や躾ができていない
・個人任せの管理になっている
・事故がよく発生する
・コミュニケーション不足
など

ISO9001は、企業や組織の課題や問題を改善の方向に導くマネジメントツールで、

「取得はまだ無理」と組織として未熟であったり、不足があったり、問題があることを認識ししている企業・組織こそが、それらを解決するためのツールとしてISO9001を導入すべきです。

 

ここで、もう1つの誤解を解きたいと思います。

「取得は難しいのか」

ISO9001を取得して導入して、会社が改善されるのは良いが、

「取得のための準備」と、「取得後の運用が大変なのでは」、

「小規模企業では負担が大きいのでは」

という思いがあると思います。それも誤解です。

 

ISO9001を取得するから、取得したからと言って、

仕事のやり方を変える必要はありません。

文書を増やしたり、記録をたくさん残す必要もありません。

(ISO用の文書をたくさん作成するというのは昔のISOです)

では、何が必要か、

ISO9001で必要なのは「仕組み」です。

仕組みの言い方を変えると、ルールです。

ルールと聞くと、大変そうに感じますが、ルールがない会社はありません。

ルールの言い方を変えると、仕事の流れです。

どんな会社でも、大まかな仕事の流れがあるはずです。

「当社では、この様に注文を受けて製品を出荷しています」

「お客様の依頼を受けて、この様にサービスを提供しています」

と、仕事の流れを説明できれば、そこには立派なルールがあると言えます。

 

現在のISO9001(2015年版)は、自由度が高く、柔軟な規格なので、

仕事のやり方について、ルールを変えないといけない、文書や記録を増やさないといけないことは、全くありません。

 

ISO9001が組織運営のマネジメントツールと言われるのは、自社に改善の機能が備わるからです。

ISO9001の取得条件は、仕組みをつくることと、その仕組みにチェック機能を含めることを要求しています。

仕組みは仕事の流れとして既にあるので、あとはチェック機能を備えれば良いだけです。

チェック機能は、有難いことにISO9001規格が用意してくれています。

例えば、内部監査やマネジメントレビューと言われるチェック機能です。

一からチェック機能を考えて実行しなさい。と言われると大変ですが、ISOがやり方を用意してくれているので、それを備えるだけです。

 

内部監査やマネジメントレビューという言葉から、難しいイメージをされるかもしれませんが、これも何ら大変なことではありません。

 

当社「ISO支援ネット」は、少人数の企業が取得できやすいように、

マニュアルの作成代行、内部監査の研修、マネジメントレビューのフォーマット提供など、負担なく取得して、運用後も負担なく維持できることを考えています。

 

コンサルティング料金も、組織の人数別で設定しているので、10人以下の会社ではお得に取得できます。

詳しくは、当社のホームページをご覧ください。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
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複数の事業所で取得するISOコンサルティング料金、規模別・人数別料金の数え方

ISO支援ネットのコンサルティングは組織規模(人数)で料金を設定しています。

料金表は当社のホームページに掲載しています。料金表

さて、組織人数で設定している料金ですが、事業所が複数ある場合についてご説明いたします。

事業所が複数ある場合、例えば、

本社が東京にあり、本社とは別に、支店や営業所が札幌、名古屋、大阪、福岡にある会社があるとします。

当社のコンサルティング料金は、従業員人数別ですので、ISOを取得する範囲の事業所の人数が対象となります。

[本社と4つの事業所を含めて取得する場合]

この場合は、本社と4つの事業所(支店・営業所)に所属している従業員のトータルの人数が対象となります。

[本社だけで取得する場合(営業所を含めない場合)]

この場合は、本社に所属する従業員人数だけが対象になります。営業所の人数はカウントしません。

本社だけで取得する場合の影響:本社のみで取得した場合は、営業所に所属する従業員の名刺にはISOマークを印刷することができません。会社のホームページにISOを取得したことを掲載するときも、「本社で取得した」もしくは「他の事業所は含まれていない」ということが判る表現をする必要があります。

[本社と大阪支店で取得する場合]

本社(東京)と大阪支店に所属している従業員人数が対象となります。

事業所が複数ある場合でも、「取得範囲」をどのように設定するかで、人数が変動するかと思います。

取得する範囲に含まれている事業所で働く従業員人数をカウントしてください。

[従業員の雇用形態と数え方]

なお、従業員の雇用形態は問いません。正社員や非正規社員、派遣社員、パート、アルバイトなど、雇用形態に関係なく1人とカウントしてください。

仕事を兼務している場合や、フルタイムではない場合は、実働状況や実働時間に合わせて、例えば0.5人などとしてカウントしてください。

[複数事業所の場合のコンサルティング方法]

複数の事業所がある場合、主(メイン)の事業所を設定いただき、そこをコンサルティング会場とします。

メイン事業所以外の方がコンサルティングを受ける場合(ヒアリングなど)、メイン事業所に起こしください。

コンサルティング料金の人数のカウント方法をご説明いたしました。

コンサルティング料金表にもどる

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ISO9001の文書化の程度について、コンサルタントによる代理作成

ISOコンサルタントのISO支援ネットです。

これからISOを取得される企業の心配事の1つに、文書の作成や文書管理の負担があると思います。

今回は、ISOで文書作成や文書管理に追われない方法をご紹介します。

ISOと文書について、

  • ISOを取るためには文書をたくさん作成しないといけない
  • ISOを取ると文書が増える
  • 文書の管理が大変になる
  • 記録をたくさん残さないといけない

こんな噂や、誰かが話す実体験をお聞きしたことがあるのではないでしょうか。

事実、ISOを取得された企業では、このような文書のことで困っている企業も多くあると思います。

しかし、当社がコンサルティングをする企業では、ISOを取得したからと言って、このような文書の困りごとに合うことはありません。

文書作成や管理に振り回されている企業がある一方、文書のことで困らない企業がある違いは何か、

まず、文書作成や管理に困っている企業では、次の2つの原因が考えられます。

1つは、10年以上もっと前にISOを取得した。

もう1つは、大企業のやり方を模倣した。

困っている企業では、これらのいずれか、1つ以上に該当するはずです。

この原因について説明いたします。

[10年以上まえ、昔に取得した企業]

例えばISO9001では、昔はたくさんの文書作成や、手のかかる文書管理をしなければなりませんでした。それが昔のISO9001でした。

ISO9001規格は定期的に国際規格(要求事項)が改正されていますし、取得や運用方法についても、スタイルが変化していっています。

特に2000年以前もしくはそれ前後に取得した企業は、まだまだ重い文書負担があるスタイルが主流でした。

当時は「ISO9001ではこのような文書が必須だ」と審査員もコンサルタントも沢山の文書が必要だと考えていました。

昔に取得した企業では、いまもそのやり方を踏襲して、「ISO9001は大変だ」と実体験を基とした悪評を振り撒いています。

[大企業のやり方を模倣した企業]

多くの大企業は、ISO9001を1990年代に取得しています。

先に説明した文書管理が大変なスタイルの時代です。

しかし、取得しているのは大企業ですから文書管理をする人員もいるし、そもそも文書の管理は慣れたものです。

大変なのは、当時にISO9001を取得した中規模・小規模の企業です。

当時は、大企業の取得や運用のスタイルが主流で、審査員もコンサルタントも多くが大企業の出身、そんな中で中規模・小規模の企業も大企業並みの文書作成や管理を強いられました。

人員も少なく、管理にも慣れていない企業にとって、文書負担が大きく圧し掛かったのは想像のとおりです。

[現在の取得と運用のスタイル]

ISO9001は2008年、2015年と規格改正が行われ、そして取得する企業も、中規模・小規模の企業が多くを占め、いまは各企業にあったスタイルで取得しています。

ISO9001規格が要求しているのは、「必要な文書は作成しなさい」、「必要な程度の管理をしなさい」と幅のある柔軟な要求になっています。

文書がないと仕事が上手くいかない、文書がないと不具合や事故が発生する、そんな場合は文書が必要ですし、文書がなくても問題ないのであれば、その文書は不要です。

管理も同様に、厳重な管理の仕方でも、簡易的な管理の仕方でも、そこにリスクや問題が生じる可能性の大きい・小さいで判断すれば良いのです。

[ISO支援ネットの文書の考え]

当社のコンサルティングは、まずは現状のやり方をシステム化するとい方針です。いま必要としていないものを、ISO9001を取得するからと言って新たに追加する必要はありません。

ただし、品質マニュアルは「あった方が良い」と考えています。

品質マニュアルは、自社の仕事の大筋が書かれたもので、自社のルールであり、お客様や第三者に適切な品質管理をしていると立証できるものです。(本来、第三者に見せるものではありません)

必要なのは大企業のような分厚い、重厚なマニュアルではなく、シンプルで必要最低限のことが書かれた品質マニュアルです。

これから取得する企業が品質マニュアルを一から作成するのは負担なので、当社の場合は、コンサルタントがヒアリングをさせていただき、コンサルタントが代理作成を行っています。

いまやっている仕事のやり方をそのまま品質マニュアルにルール化します。また、こと細かな手順を書くものでもありません。大筋を説明できるものです。

なので、品質マニュアルができたからと言って、仕事のやり方や負担が変わるわけではありません。

[手順を文書にしないといけない?文書化の必要性]

ISO9001を取得するためには、仕事の手順を文書化しないといけないと思われている方もまだまだ多くいらっしゃいますが、そうではありません。

現在のISO9001規格が要求しているのは、文書化ではなく、ルールの明確化です。

企業内でルールが確立されていて、その通り仕事をしているかということです。

少年サッカーチームに入ると、ルールブックを読み込むかというと、そうではないはずです。

ボールに触れながら、実践しなががらルールを覚えていって、自然と、サッカーのルールがチームで共有されているはずです。

ISO9001における企業のルールも同じです。仕事のやり方が文書化されていなくても、社員の中でルールが確立され、共有されていれば「ルールが明確化」されていると言えます。

そう考えると、多くの企業が仕事の手順を文書化する必要なないと言えます。それで良いのです。

それでも、「当社にとっては文書が必要」と考える会社は、文書化をすれば良いですし、ISOのために文書を作成する必要はありません。

コンサルティングも研修も、いずれも全国対応しています。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



ISO支援ネット

ISO支援ネットのコンサルティング


ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


内部監査員研修

3人の企業にISO9001のコンサルティングをしました。

社長以下、3名の企業のISO9001認証取得コンサルティングを実施させていただきました。

日本全国、従業員が3名の企業は数多くあっても、3名の企業でISOを取得している企業は少なく珍しいと思います。

こちら3名の企業の業種は製造業ですが、製造業でも工場をもたないファブレスメーカーでした。

工場はなくてもお客様である取引先企業からISO9001取得の要望があったため、認証取得を目指すことになったようです。

最近、当社がISO9001の認証取得コンサルティングをさせていただくお客様のほとんどが、取引先の要望という理由でISOの導入をされています。

ISO9001は品質の国際認証であるため、ISOの認証を取得していることで、一定以上の品質管理水準が保たれていることの証明となり、取引先を安心させるツールとなっています。

こちらのような3人や10人以下の企業では、「当社でISOは無理」とか「ISOを取得できるレベルにない」と話される経営者もいらっしゃいますが、それは間違いです。

ISOは企業のレベルで取得するのではなく、「入りと出の管理」をしているかを問われるものです。

ISO9001的な言葉を使うとインプットとアウトプットという言葉になりますが、

大まかに且つ簡単に説明すると、

お客様の注文がインプットで、

注文に対して提供する製品やサービスがアウトプットです。

「入りと出の管理」は、「インプットとアウトプット」が合致しているかどうかの確認です。

製造業であれば「お客様の注文」と「納品する製品」が合っているか、

サービス業であれば「お客様の注文」と「提供するサービス」が間違っていないか、

その「入りと出の管理」、つまり確認ができているかです。

その確認方法がどんな方法・程度であれ、「当社はこのように確認しています」と説明できる企業であれば、必ずISO9001を取得することができます。

ISO9001は管理レベルを難しくするものではなく、管理の方法をお客様や第三者に説明できる状態にすることです。

説明できる状態にするのが、我々ISOコンサルタントの役割です。

ISO90001の取得を検討されていて「当社でISOは難しいかも」とお考えの企業がいらっしゃいましたら、「決して難しいことはありません」必ず取得できますので、是非、当社でも、当社以外のコンサルタントからでも、サポートを受けて取得にチャレンジされることをおすすめします。

当社は従業員が2人以上の企業でしたら、10人以下の企業様でも、何名様でもコンサルティングを提供しております。

コンサルティングは全国対応しております。

コンサルティング料金表も掲載しておりますので、検討の参考にしてください。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

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[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



ISO支援ネット

ISO支援ネットのコンサルティング


ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


内部監査員研修

ISOコンサルティングの料金表、組織人数別で費用がわかる。全国対応

ISOコンサルティングをしているISO支援ネットです。
今回はISO9001のコンサルティング費用についてお話します。

当社は、コンサルティングの料金表をホームページで開示しています。
その理由も合わせて、費用について話をしたいと思います。

これからISO9001を取得される企業にとっては、認証取得にかかる時間や手間、そしてどれくらいの費用がかかるか、大きな関心事かと思います。

ISO支援ネットは、コンサルティング会社として、認証取得にかかる
「企業の負担を少なくするコンサルティング」に務めています。

当社のコンサルティングサービスの特徴は、
「企業のISO取得準備の負担を小さくするコンサルティング」
「取得後も負担なく運用できるシステムを構築するコンサルティング」

これが当社の特徴であり得意とするISOコンサルティングです。


お客様の感想を紹介しているので、どんなコンサルティングか、ご参考にしてください。


一方、企業側の実態をお聞きすると、
ISOの取得にとりかかるまでのコンサルティング会社選びや、コンサルティング費用の情報収集に、かなりの時間と手間をかけていらっしゃることがわかりました。

当社のコンサルティングを受けるお客様は、当社のホームページを見たり、関係会社からの紹介を受けて、当社を指名してご依頼いただける場合もあれば、

複数のコンサルティング会社に見積りをとった上で、当社を選んでいる場合もあります。

以前、当社のコンサルティングを受けた企業ですが、コンサルタント選びで合計5社のコンサルティング会社とコンタクトをとって比較して選んだというお客様がいらっしゃいました。

5社の中から比較して当社を選んでいただいたのは大変光栄に思ったのですが、その選ぶまでの手間暇のご負担を想像すると、ISO取得が企業の重荷になっているのではないかと心配にもなります。

実際にISO9001を取得されている企業では、取得後の運用が重荷になっている企業は多くあると思いますが、それはその会社に合っていないルールや、間違った運用をしているからです。

当社では、ISOを取得するのも、運用するのも主になるようなものではないと考えています。

品質マネジメントシステムは、企業に負担をかけるものではなく、空気のような当たり前の存在で、正しく活用すれば重荷ではなく恩恵が得られるものです。

当社は、お客様がコンサルティング会社を選ぶ段階からのご負担をなくしたいと考えて、コンサルティングの料金表を開示しています。

2名から100名以上の企業様まで、従業員の人数別でコンサルティング料金を設定しています。

コンサルティングの料金表を掲載することで、多くの企業様の見積りをとる手間暇を軽減し、また、当社にも関心を持っていただき、当社にご依頼をいただけることも大いに期待しています。

企業様にも当社にもメリットがあるコンサルティング料金表です。

ISO9001コンサルティング料金

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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ISO支援ネットのコンサルティング


ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


内部監査員研修

新潟県でISO9001の認証取得コンサルティングをしてきました。

新潟県の企業にてISO9001の認証取得コンサルティングをさせていただきました。

日本屈指の米どころ、新潟県。

冬には積雪も当たり前の新潟県。

ISOコンサルティングの仕事で全国各地に行っていますが、新潟県はとても印象深い県です。

私の個人的な印象は、偉人を輩出する土地というイメージです。

例えば、

小林虎三郎:長岡藩士、米百俵の逸話で有名

山本五十六:軍人、連合艦隊司令長官

田中角栄:政治家、元内閣総理大臣

偉人は偉人でも、その人柄や考えに秀でた人物というのが新潟県の偉人の印象です。

さて、ISOコンサルティングですが、工業製品の製造を行っている会社でしたが、自動車関連部品の取扱いが増える見込みあり、取引上の関係でISO9001の認証取得が必要になった企業です。

ISO9001を認証取得される企業の多くが、取引先の要請で認証取得が必要になるということが大変多いです。

製品を購入する取引先からすると、ISO90001を取得している工場から買うという購買方針は、品質管理上のリスクを考えると、今では当然です。

ISOをまだ取得されていない企業が「ISO」と聞くと、

仕事や生産手順などが面倒になるのでは?

沢山の文書や記録を用意しないといけないのでは?

というネガティブな印象をお持ちの方も多いですが、それは10年以上前、2000年代の前半か、それ以前の話です。

2010年を過ぎ、ISO9001規格も2015年版という新しい版に規格改正され、多くの企業が、今の仕事のままでISO9001「品質マネジメントシステム」を導入することが出来るようになりました。

当社では、とても簡単に取得できるようになったと解釈していますし、事実、当社のコンサルティング先では多くの企業が、これまでの仕事のやり方を変えずに取得されています。

ISO9001は、仕事を難しくするものではなく、仕組み化するものです。

今されている仕事のやり方を「そのまま仕組みに仕立て上げる」これが私たちコンサルタントの仕事だと考えています。

今回、認証取得のコンサルティングさせていただいた新潟県の企業でも、仕事の内容をヒアリングさせていただき、そのまま仕事のやり方のまま品質マニュアルを代理作成させていただきました。

当社(ISO支援ネット)は、新潟県をはじめ、全国の企業様向けにISOコンサルティングを提供しております。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


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正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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ISO9001の審査に立ち会ってきました。ISO審査の捉え方、心構え

ISO9001の審査に立ち会ってきました。

コンサルティング先の金属部品製造業の会社がISO9001の審査を受けました。

結果、不適合はなく無事にパスしました。

不適合はありませんでしたが、数件の課題をいただき、有意義な審査でした。

審査を受ける側の企業では、ISO審査での不適合や指摘はゼロが好ましいと考えている方もいらっしゃいますが、ISO9001をはじめとしたマネジメントシステムの認証審査では、指摘は「改善の機会」として歓迎すべきものです。

審査もタダではありません。高い費用をかけて審査員に来てもらっているわけで、指摘がゼロより、何か改善となる指摘をもらった方が自分たちのためです。

今回、コンサルティング先の企業の審査では有意義な指摘をもらいました。

詳しいことは書けませんが、頂戴した指摘は次のようなものです。

・仕入品の受入れ管理方法について

・工場内の仕掛品の管理ルールについて

・ある部署の整理整頓について

以上の指摘は、ISO規格を順守していないという不適合ではなく、改善するとより良い事業ができるという審査機関からの改善勧告です。是正を強いられるものではありません。

指摘に対して、対応するかしないかは企業側の自由です。

社内では、常態化してついつい見過ごしている悪習慣も、外部の審査員から指摘されると、「正さなければ」という意識が働き、改善が進むのがISO審査の良きところです。

せっかく審査料金を払っているのですから、指摘ゼロを好むより、指摘を沢山もらって改善のチャンスとして捉えることに審査のメリットが生まれます。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


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ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


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正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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