文書番号は必要か?いらないか?ISO9001コンサルタントが語る。

ISO9001で取り扱う品質マニュアルをはじめ、品質文書は文書番号が必要か?

ISOコンサルタントがお答えします。

答えは自由です。

文書番号は付与しても、しなくても、どちらでも結構です。

付与しなくても良いのに、多くの企業が、品質マニュアルや品質文書に文書番号を付けています。

それは、なぜか?

昔のISOは文書番号を付けるのが当たり前だったからです。

昔というのは、10年前や20年前、それ以前のISOの話です。

では、なぜ今は文書番号を付けなくても良いのか?

本当は、20年前以前から文書番号は付与しなくても良かったのです(規格の要求事項的には)

まず文書番号が必要だということになっていた理由です。

当時(昔)は、慣習というか、先人企業(大企業)がそうしていたから、それに倣って、どこの企業も文書番号を付けて、それが標準になってしまいました。

当時は、ISOに関わる人の多くが大企業でやっているISOが、ISOのお手本であると考えていたからです。

そのため、ISOコンサルタントやISO審査員の多くも、「文書番号が必要」という解釈をしていたので、皆さん文書番号が必要と思っていましたし、文書番号を付けていました。

文書管理に関して言えば、
昔の1994年版の規格要求では「文書台帳」的なものを規格が要求していたので、台帳管理するには、番号があった方が昔は良かったのかもしれません。

2020年現在、最新のISO9001規格は2015年版です。

現在のISO9001の風潮は、各企業に見合った管理をしましょう。という解釈です。

企業に見合ったというのは、その規模や業種などなど、各企業の実態に合わせて、必要な程度の管理をしましょう。という考えです。

2020年現在、ISO9001の規格要求事項には「文書番号を付与しなければならない」という要求はなく、

「文書を識別しなければならない」という要求があるだけです。

「文書を識別する」とは、その文書が何の文書であるか、最新の文書であるか(古い版ではないか)、判別できるようにしときなさい。ということです。

ISOの取り組みを過剰に解釈している企業では、

識別する=文書番号が必要

という考えで、今も文書番号が必要と思っている方もいらっしゃいます。

文書番号を付けて管理することは、良いことでもあります。

ただし、「文書番号が必要」「規格で要求されている」と信じている人もいるので、その影響を受けないように注意してください。

文書番号を付けるのが間違いではなく、不要ということでもありません。

ISO9001規格の文書管理の意図は、

文書が混在して分かりにくかったり、

文書を取り誤って使用したり、

古い文書を最新版と思って使用したり、

そういった間違いの発生を防ぐために、「文書を識別しなさい」と要求しています。

なので、そのために文書番号が必要だったり、番号を付けておくと分かりやすかったり、管理しやすかったり、そういう企業であれば、文書番号が必要となりますし、

文書番号がなくても、正しく確実に管理できる企業であれば、文書番号は不要ということになります。

なので、文書番号が必要か、不要か、ISOコンサルタントの答えは「自由」です。

文書管理に最低限必要なのは、次の3項目で良いでしょう。

  • 文書のタイトル
  • 作成者(または承認者、または作成者と承認者の両方)
  • 発行日(または版番号、または発行日と版の両方)

最近は、小規模企業のISOコンサルティングをする機会が多いです。

小規模企業は文書の量が少ないので、文書管理において文書番号が必要ということは少ないので、企業の希望がなければ文書番号の付与はお奨めしていません。

ISO支援ネットのコンサルティング

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


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ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


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正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



ISO支援ネット

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ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


内部監査員研修

最低限の管理でOk。群馬県でISO9001のコンサルタント。

今回は群馬県でISO9001コンサルタントをした話です。

加工会社からISO9001コンサルタントのご依頼をいただき、認証取得の支援をしました。

こちらは大手メーカー向けに、住宅設備向けの加工をしている会社で、製品を納めている大手メーカーの要請でISO9001を取得する必要が出たとのことでした。

こちらの会社のように、製品を納めている取引先からの要請でISO9001を取得しなければならないという会社は多いです。

近年、特に製造業では、ISO9001を取得していて当たり前という雰囲気がありますし、製品加工を発注する取引先からすれば、最低限としてISO9001が求める管理ぐらいはしてほしい。というのが本音でしょう。

「最低限の管理」と聞いて、どんな感想をお持ちしますか?

「大手企業から見たら、ISO9001の管理は最低限かもしれないけど、中小企業からしたら大変なんだよ」

と愚痴りたくなる方もいらっしゃると思います。

もし、これからISO9001を取得される企業の方でしたら、ここには大きな誤解があるので気を付けてください。

ここでの誤解は、「ISO9001の管理が大変だ」ということです。

ISO9001は決して難しいことではありません。

今回、群馬県の加工会社でも問題なく、簡単に、スムーズに取得していただきました。

ISO9001の取得が難しいというのは、古い話です。

10年前、20年前の昔に取得された企業は、取得も大変だったと思いますし、昔のISOを維持されていれば、今でも運用は大変かと思います。

しかし、最近のISO9001は違います。とても簡単に取得できるようになりました。

「ISO9001って難しくないの?」「簡単なの?」

と疑いをもたれる方は、こちらの動画が参考になると思います。

当社のISOコンサルタントの営業用の動画ですが、古いISO、新しいISOの話が出てきます。

動画をご覧いただければ、ISO9001がそれほど難しくないということがご理解いただけたと思います。

当社がISOコンサルタントをするときは、企業様の仕事のやり方をそのままシステム構築をするようにしています。

企業様は仕事のやり方を変えずに、ISO9001を取得できるのです。

今回の群馬県の加工会社も、仕事のやり方を大きく変えずに取得していただきました。

ここで疑問を持たれる方もいるかもしれません。

ISO900を簡単に取得できるということは少し理解したけれど、先にあった「最低限の管理はしてほしい」という得意先の要望を満たすことができるか。

ISOコンサルタントとしての答えは「YES」です。 満たせます。

まだISO9001を取得していない企業でも、ほとんどの企業がISO9001並みの管理をしていると思っていただいて結構です。

ISO9001規格が要求していることは難しいことではなく、どこの企業もしている最低限のことです。

「当社の管理レベルはまだまだ低い」と思っている方もいるかもしれませんが、

お客様は「大企業並みの管理をしてほしい」と言っているのではありません。

お客様の要求は「ISO9001の管理」です。

ISO9001の管理というのは、自社のルールを確立して、ルール通りに仕事をすることです。

ISO9001の認証取得をしているということは、国際的な認証機関から「ルールが確立した企業」と認められている証拠となります。

お客様はその証拠がほしいのです。

今回の話は、たまたま群馬県の加工会社の話でしたが、こちらと同じように取引先・得意先からISO9001の取得要求がある会社は全国にあると思います。

是非、ISOを難しく捉えず、前向きに取得していただければと思います。

当社・ISO支援ネットは、群馬県をはじめ全国の企業様にISOコンサルタントを行っています。

企業様の人数規模によってコンサルティング料金を設定しています。

ISO支援ネットのコンサルティングのご案内

ISO9001コンサルティング料金

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

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ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


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10人の会社でISO9001を取得した、コンサルタントの話

ISO9001のコンサルタント活動の話です。

最近、10人前後の企業のISO9001取得のコンサルティングをすることが多くなってきました。

先日、2020年2月に認証取得された企業も従業員人数が10人ほどの会社でした。

最近の取得理由の傾向として、得意先の要請でISO9001を取得することになったという企業が多いのですが、今回コンサルティングをした企業は、社長自ら自社の企業価値を高めるために認証を取得したいということでした。

当初、取得理由をお聞きして「ええ、そうなんですか?」驚きもありましたが、最近では珍しい理由なので、とても素晴らしい経営者、会社だと強く感じました。

当社・ISO支援ネットにコンサルタントのご依頼をいただいたのは、インターネットでコンサルタントを探していたところ、当社のホームページをご覧いただき、内容や価格がわかりやすかった。というお話でした。
ISO支援ネットのコンサルティング料金表

当社は営業訪問をしていない分、ホームページに力を入れているので、ホームページの内容を評価していただけるのは本当に嬉しいです。

さて、こちらの会社ですが、建築関係の会社で、規模が10人なので社長自らも営業活動を積極的にされていて、とても忙しい会社でした。

ISOの取得に向けての準備がはじまり、コンサルタントが訪問するときは、毎度、社長と、事務担当、現場担当の3人が集まっていただき進めました。

会社で何かあったときは、いつも3人でミーティングをして情報共有をしたり、決定をしているということで、従来からとても良くコミュニケーションが取れているようでした。

また、仕事の受注状況、進捗状況は自家製のエクセルフォームで一元管理されたファイルがあり、全ての情報を逐一、ファイルに追加更新していくという管理方法で、仕事の計画と過去の記録がまとめられていました。

すごくシンプルな管理方法ですが、無駄のない分かりやすい方法で、ISOコンサルタントのヒアリングにて、これら管理方法と状況を知ったとき、ISO9001取得は全く問題ない、このままの仕事のやり方で充分に認証取得できると感じました。

当社は品質マニュアルの代理作成をしているので、ヒアリングで聞いた従来の仕事のやり方をほぼそのまま「品質マニュアル」に起こすことで、とてもスムーズに準備が進み、無事に認証取得をすることができました。

今回、10人の会社のISOコンサルタントを担当させていただきましたが、

小規模企業の方々は、小さい会社にはISOは難しいと思っている方も多いと思います。

しかし、今回、コンサルタントを担当した10人の会社のように、小さい会社こそISO9001は取得しやすいです。

また、取得することで、これまで何となく自然と進めていた仕事が、システム化(ルール化)して明文化されます。(仕事のやり方は変わりません)

そのため、きっちりとした仕事をしている会社であると、社内的には自覚ができ、社外的には主張ができ、

小さい会社ことISO9001を取得するメリットが大きいと思います。

ISO支援ネットのコンサルティング

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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ISO9001を自力で取得する方法【1】現役コンサルタントが解説

現役のISOコンサルタントがISO9001を自力で認証取得する方法をご案内します。

ISO9001の取得動向(2020年)

日本国内でISO9001を認証取得している企業・組織の件数は約5万件です。

既に取得するべき企業や組織は取得したとも言われていますが、日本国内には企業の数だけでも約300万社あります。

そう思うと、まだ5万件しか取得していない現状、取得率はまだまだ低いですね。

ここ数年、当社がISOコンサルティングをするお客様の企業も、従業員数が10名前後、5名前後という企業が増えています。

また、企業だけではなく、介護施設や社会福祉法人という製造業や建設業以外のお客様も増えています。

そんな状況を考えると、これからISO9001の認証取得をしようと考えている企業・組織はまだまだ多くいらっしゃると思います。

ISO9001認証取得のハードル

得意先から「ISO9001を取得してほしい」との要望などがあり、認証取得をしなければならないと必要性を感じていても、なかなか一歩踏み出せず躊躇している、
という企業の声をよくお聞きします。

ISO9001を取得したいけど、費用の負担、準備の負担、取得後の維持運用の負担など、それらのハードルがISO9001の敷居を高くしているのかと思います。

しかし、ここで、現役のISOコンサルタントとして、強くお伝えしたいです。

「ISO9001の認証取得はそれほど難しいものではありません」

2020年現在、ISO9001の認証取得をすること、認証を維持していくことは、多くの人が想像するほど、難しいものではなくなっています。

それでは、なぜ、すでに取得している企業の人が「大変だよ」とか「難しいよ」と言っているのか?

と思われる方もいるかもしれません。

その人たちが言っている「大変だ」という話も事実かと思いますが、でも、それは古いISO9001の話です。古いISO9001とは、

古いISOと、新しいISOは、全然違います

ISO9001が大変だと言っている人は、10年前、20年前に取得した企業の人たちの話です。

大変だという話を聞いたときは、その人がいつごろ取得された企業なのか、是非、お聞きすると良いと思います。

当社も10年以上前のコンサルティングでは、ISO9001を取得されようとする企業の皆様に、大変な思いをさせていた部分があったかと思います。

時代が変わって、2020年・最新のISOは昔と違います。

とてもシンプルに負担なく取得することができるようになっています。

このことについて、参考になる動画があるのでご紹介します。

この動画は当社の営業用のものですが、自力でISO9001を取得される企業の方にとっても一部参考になると思うのでご覧ください。

現役コンサルタントが紹介する「自力でISO9001を取得する方法」

上の動画をご覧いただければ、想像していたISOとは少し違うなと感じていただけたのではないでしょうか。

当社がコンサルティングをした企業のほとんどの方々から、「思っていたより簡単に取得できた」「こんなにスムーズに進むとは」という声を必ずいただきます。

(参考にご覧ください:当社のお客様の声

それでは、現役のISOコンサルタントが無理なく、負担なく、ISO9001を自力で取得する方法をご案内します。

(こちらも合わせてお読みください。ISO9001自力取得のメリットとデメリットを比較

特に、次のような企業・組織向けにわかりやすくご説明いたします。

[ISO9001を自力で認証取得しようとする、次のような企業・組織におすすめ]

  • ISO9001を理解している人がいない(いない方が良いです)
  • ISOの専任者をつくれない
  • 少人数の企業・組織だから心配
  • 何から始めれば良いのかわからない

[ISO9001を自力で取得しようとしている企業で、決して、やってはいけないこと]

自力で取得する企業で、よくありがちなことなのですが、次のようなことは絶対にやめてください。

ISO9001を自力で取得するために、
前職でISO9001に携わっていた人を担当者に任命する。
前職でISOに関係していた人を新たに採用して担当者にする。

このような方法でもISOは取得できると思います。実際に、このような担当者を設定したり採用して取得している企業例も多く見てきました。

なぜ、よろしくない事例かと言うと、
前職でISOの担当をしていた、前職で運用に携わっていたという人に、任せてしまうと、古い10年前、20年前のISOになる可能性が高いですし、その前職の方が勤めていた会社のISO活動をすることになるからです。

よくある事例として、大手の製造業でISOに携わっていた人に、自社のISO取得を任せるということがあります。

結果は先の話のとおり、
大企業のISO活動をすることとなり、取得するために大企業並みの大変な準備をして、取得した後の運用維持も負担がかかってしまいます。
こういったケースは本当に多くあります。

こういった大企業の真似だけではなく、他社のやり方を自社に当てはめるのは、良い結果になる可能性は低いので気をつけていただきたいです。

まず、ISO9001の担当者を決めましょう

上の例のように、ISOのことを知っている人に任せることのデメリットがあります。

担当される方はISO9001をこれから勉強するという人の方が良いかもしれません。

担当される方で一番重要なのは、ISOへの理解より、会社全体を動かすことができる人です。

会社の中で存在感があり、意見をしっかり言えたり、リーダーシップをとれる人であるのが好ましいでしょう。

大抵、そういう方は会社の中でも忙しい人なので、ISOのプロジェクトチームの中にそういう人に加わってもらいましょう。

次に、最終形から想像しましょう

何から始めるかを考えるにあたり、ISO9001取得の終点、最終形から想像しましょう。

ISO9001の認証をゴールとするならば、
最後の地点は、審査機関の審査を受けて、審査をパスするところが最後になります。

審査について

認証取得のための審査は、1次審査と2次審査が実施されます。

2次審査が本番の意味合いで、1次審査は下見のような役割です。

1次審査では、大まかな審査を行い、最終の2次審査を受けられる状態であるかを確認されます。

1次審査の段階で問題が見つかれば、審査員から宿題として指摘が出されます。

この指摘は2次審査までに対応すれば問題ありません。
1次審査での指摘は、2次審査が上手くいくために出るためのものです。2次審査で指摘を多くもらうより、1次審査でたくさん指摘をもらっていた方が安心です。

1次審査と2次審査の間隔は約1ヶ月です。

それぞれの審査日数は、企業規模(人数)によりますが、仮に20名前後の企業でしたら、1次審査は1日間、2次審査は2日間ぐらいのイメージです。

審査機関は日本に約50社ぐらいあります。取得する企業側が審査機関を選んで審査を依頼します。

審査を受ける半年前ぐらいには審査機関に申込みを済ませておくと良いでしょう。

審査機関の選び方については、ここでは省略します。

では、次に審査を受けるための話です。

ISO9001の運用実績を積む

ISO9001の審査を受けるには、ISOの要求事項を満たした活動実績が必要です。

これをISOでは運用実績と言ったりします。

運用実績は、
ISO9001規格の要求事項を満たした自社ルール「品質マニュアル」を策定し、

そのルールに従って活動し、ISO規格が要求する記録を残します。

運用実績としてどれくらいの期間が必要かというと、公式に決まっている期間はありませんが、最低3ヶ月ぐらいあれば審査を受けることができます。

その運用期間中に、ISO9001で要求されている事柄の実績を残す必要があります。

自力で認証される企業でしたら、5ヶ月ぐらいの運用実績、運用期間を持つぐらいのスケジュールで良いかと思います。

この5ヶ月間の運用期間ですが、完璧に運用ができている期間である必要はありません。ISOの品質マニュアルや自社ルールが決まってから、徐々に慣らしながら運用している期間を含めての5ヶ月です。

ISOを運用するために準備すること

運用するためには自社ルールを策定します。

自社のルールブックを作成し、これを一般に「品質マニュアル」と名付けています。

品質マニュアルの作り方は、特に決まりはありません。自由です。

何を書くかと言うと、

ISO9001規格の要求事項に書いてある、
「あれしろ」「これしろ」と規格が要求していることに対して、自社では「こんな風にしますよ」とルールを書くのが品質マニュアルです。

規格の要求事項には「〇〇しなければならない」という表現で書かれています。

その要求に対して、
品質マニュアルには「〇〇します」とか「こんな風に〇〇します」と言った書き方をします。

書き方の程度や表現方法をどんな風にすれば良いか、分からなかったり、迷ったりするかと思いますが、本当に自由です。
規格の要求をこういう風に満たしますよ。という自社ルールを書けばOKです。

図表を入れたり、写真を入れて書いても良いですし、また、入れなくても良いです。またまた、このルールは、別紙のどこどこに書いているなど、ルールを直接書かなくても、ルールが「存在」していることが分かればOKです。

ルールを作ること、システム構築

ISO9001の規格名称は「品質マネジメントシステム」と言います。

ISO9001の規格要求の本のタイトルは「 品質マネジメントシステム 要求事項」です。

要求事項に従った自社ルールを策定することを「システム構築」と言い、
ルールを作成し、ルール通りに活動することを「システム運用」と言います。

ルール作りは面倒だと思うかもしれません。

しかし、難しく考える必要はありません。難しく考えない方が良いでしょう。

ただし、品質マニュアルの作成はとても重要です。

ルールが作成されると、そのルールは「絶対」となり、必ず実施したり、従わなければならないからです。

先に紹介した動画でも話していますが、
「ISOが大変だ」という企業は、身の丈にそぐわない大変なルール作りをしているからです。

例えば、
ISOを取得するからということで、大企業でやっているようなルールをそのまま自社のルールに導入するということがよくあります。

そうしてしまうと、大変になるに決まっています。

品質マニュアル作成の姿勢

ISO9001規格で「〇〇しなければならない」と書かれていることは、

それはすでに自社でやっている、すでに出来ている

こういう考えで品質マニュアルを作成してください。

規格の「〇〇しなければならない」に対して、
「いま自社でやっている何が当てはまるかな」
という方法でルールをつくり、品質マニュアルにそのことを書いてください。

基本的に、今やっている、やり方、活動をそのまま品質マニュアルに書くようにすると良いでしょう。

そして、書くルールの程度、詳細さは自由です。

ルールをどれだけ細かく文書化するかも自由です。

これまでの会社の活動実績として以前から細かく決まっていて、会社で実施出来ていることは、細かく詳細にルール化して良いですが、

柔軟性をもたせたい場合は、ルールも柔軟に、良い意味で大ざっぱに書く方が良いかもしれません。

ルールの作成方法として、理想な書き方は、5W1Hで書かれているのがベストです。あくまでベストです。

5W1Hで書くと、ルールを従う人にとって迷いが出ません。

いつ、誰が、なにを、どこで、どのように、どれくらい、と書けるのが一番良いですが、ルールで自分たちの活動を雁字搦め(がんじがらめ)にしてしまうと、後の運用が大変ということもあります。

品質マニュアルのルールは、5W1Hが必ず揃っている必要はありませんし、書いたとしても中身詳細さは自由です。

品質マニュアル作成のポイント、システム構築期間

当社がコンサルティングをする場合は、この品質マニュアルを代理作成します。

お客様である企業の仕事の方法や現状をヒアリングし、その現状のやり方をルールとして品質マニュアルを作成します。

その代理作成での品質マニュアルの作り方、ポイントは、大きく2つで、

1つは、企業組織とその企業活動の全体像として、概要や流れ、輪郭がわかるように書くこと

もう1つは、ISO9001規格が要求している事項を「その企業では、どのように満たしているか」を書くこと

以上の2つです。

少し言い方を変えると、

1つ目は、外側から見渡すような視点で、ある程度おおまかに書く

2つ目は、要求事項を満たしている部分に焦点をあてて書く

このようになります。

自分で自力で取得する会社でも、上の2点を抑えて、あまり囚われず自由に書くことをお奨めします。

当社がコンサルティングをする場合は、
ヒアリングをするところから、原案作成・提出、見直し・修正と、出来上がるまで、2~3ヶ月あれば充分です。

自社で自力で取得する企業では、一から作成するとすると4~5ヶ月ぐらいは作成期間として余裕を見ていた方が良いかもしれません。普段の仕事をしながら作成されることを想定しての期間です。

品質マニュアルの仕上りについて

自社で作成した品質マニュアルについては、つてがあるのであれば、コンサルタントなどのプロに目を通してもらう方が良いでしょう。

品質マニュアルは自社ルールとして運用していかなければならないので、

品質マニュアルに不足があるという心配よりも、

過剰なルールになっていないか、ということを気にしてください。

「ISOは大変だ」と言っている企業では、
「ISOの要求にあるから(仕方なく)ルールをつくり活動している」という事柄が多くあります。

しかし、そんなことをISOは要求していない、もしくは、そこまですることを要求していない、ということが本当に多くあります。

ISOが要求していないのに、過剰なルールや過剰な文書、記録を作り、負担となっているケースがよくあります。大変になってしまう原因です。

ISOを自力で取得する注意点

ISO9001の認証を取得するには審査にパスしなければならないので、どうしても審査への不安が生じで「これで足りるかな」という気持ちになりがちです。

自社としては必要としていないのに、ISOの審査をパスするために、ISO用の活動を加えて負担を大きくすることは、よくあることです。

これは、全くもって良いことではありません。

ISOを自社で自力取得される場合は、過剰なルールにならないように注意してください。

足りないぐらいで審査を受けて良いのです。

審査で指摘を受けてから、加えるぐらいの気持ちでも良いでしょう。

審査では、「不十分」という指摘はいくらもらっても大丈夫です。認証を取得できます。

もらってはいけない指摘は、規格の要求事項に対して「全くやった形跡がない」という指摘だけです。

なので、やるべきことを全くやっていないのはダメですが、「やっているけど、この程度で大丈夫かな」ということに対しては、「指摘をもらえば改善しようかな」ぐらいの気もちで充分です。


ここからは、当社の営業的な話になりますが、
(不要な方はスルーしてください)
ISO9001をこれから取得される企業で、当社でISOの内部監査員研修を受けられる企業様には無料で「品質マニュアル」の雛形を差し上げています。

オフィスソフトのワード版でご提供するので、これをベースに編集していただくことで「品質マニュアル」を自力で作成いただけます。

研修の特典として、ミニコンサルティングもご提供しています。

詳しくは案内をご覧ください。

研修の特典(品質マニュアルの雛形)

ISO支援ネットの内部監査員研修

以上、ISO9001を自力で取得する方法【1】でした。

今後、部分的な説明や審査機関の選定方法などを解説していきます。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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内部監査員研修

【2020年・長崎県】ISO9001認証取得の助成金、コンサル対応しています。

ISO支援ネットを運営しているウイズダムマネジメントです。

長崎県がISO9001認証取得の費用に助成金を出します


長崎県がISO9001の認証取得をする企業向けに助成金事業を実施しています。

認証取得にかかるコンサルティング費用や審査料金の3分の2(上限200万円)を補助してくれる助成金事業です。

締切りが2020年4月17日までです。

もし、「ISO9001を取得したい」「迷っていた」という企業でしたら、この機会の取得をお奨めいたします。

特に小規模の企業様におかれましては、得意先からの要望などでISO9001の必要性を日頃から感じていても、コストや労力の面で認証取得に一歩踏み切れないことが多いと思います。

小規模企業のISOについて

当社も現在、10名未満の企業様のISO9001認証取得のコンサルティングをしていますが、

そちらの企業も、数年前より得意先からISO9001を取得して欲しいとの要望が出ていたそうです。

しかし、ISOへのハードルを感じて、なかなか一歩踏み出せなかったと話されていました。

今のISOは、昔のISOとは違います

多くの企業が、ISO9001を取得したいと感じていても、その難しさや負担から一歩踏み出せないでいます。

しかし、難しいISO、負担のかかるISOは、昔のISOです。

2020年の今でも、20年前、10年前のISOの運用を続けて「大変だ」と嘆いている企業が多くいます。

「ISOは大変だ」と言っているその企業がISOを取得された時期を確認してみてください。

もし、10年以上前にISOを取得している企業であれば、昔ながらのISOで本当に大変なんだと思います。

しかしながら、最新のISOは、無理なく、そして、負担なく認証取得でき、取得後の運用維持も簡単です。

こちらの当社の動画でも、そのことを説明しているので、ご覧ください。

上の動画をご覧になっていただいた方には、昔のISO9001と今のISOとでは、企業にかかる負担が違う、その理由がお分かりいただけたと思います。

もし、長崎県の企業で、助成金対象となる企業でしたら、ISO9001の認証取得に補助が出るいまがチャンスかと思います。

コンサルティング費用と審査料金の3分の2が補助されるのは、かなりメリットがあるのではないかと思います。

ISO9001のコンサルティング料金と審査料金

ISO9001を取得するには、指導してくれるコンサルタントに支払うコンサルティング費用と、審査会社に支払う審査料金が必要です。

当社ウイズダムマネジメントが運営するISO支援ネットでは、ISO9001コンサルティングの費用は、ホームページで公開しています。

企業の人数によって金額設定しており、全国一律の料金です。企業様の交通費負担等は発生しません。

また、審査料金につきましては、ご希望の企業には、当社が推奨する審査機関より審査料金の見積りを手配いたします。

まずは当社へお見積りをしてください。
ISO支援ネット コンサルティング料金(株式会社ウイズダムマネジメント)

長崎県のISO補助事業に対応しています

当社は、長崎県をはじめ、全国の企業様にISO9001、ISO14001の認証取得コンサルティングを提供しています。

よその企業のISOのやり方を押し付けるのではなく、各企業に合った実質的な負担のないISO運用を実現しています。

長崎県のISO補助事業では、コンサルタントの支援報告書の提出が必要ですが、当社は報告書の発行に対応いたします。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



ISO支援ネット

ISO支援ネットのコンサルティング


ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


内部監査員研修

姫路市でISO9001とISO14001のコンサルティングをしてきました。

姫路市にある電子部品の加工会社でISO9001とISO14001のコンサルティングをしてきました。

姫路市には大企業の工場も多く、関連した取引をする中規模・小規模の製造関係の会社が多くあります。

当社も、姫路市では過去に何社かのISOコンサルティングをさせていただきましたが、いずれも姫路にある大企業と取引をされている製造業でした。

 

最近の傾向として、ISOを取得される会社の規模がどんどん小さくなってきています。

数年前は、40名前後の規模の企業がISO9001をよく取得されていて、当社も姫路でコンサルティングをさせていただきましたが、最近は、規模に関係なく取得される傾向があり、10数名や、10名未満の企業でもISO9001を取得されるようになっています。

 

どこの会社も取得される理由として、取引先からのISO取得要請があってという会社が多いです。

「ISOの取得要請」というのは、取得していないと取引停止などの「宣告」を受けている訳ではないですが、取引先とコミュニケーションをとる中で、自然と「ISOを取得していることが望ましい」という所に行き着くようです。

 

ISO9001は2015年版となり、昔にはよくあった取得の負担や運用の負担が解消され、取得するためのハードルが下がっているので特に小規模の会社にとっては取得しやすくなっていると思います。

ISOの取得負担や運用負担については、まだまだ誤解している方が多く、先日も「2015年版になって、要求が厳しくなったんですよね」と尋ねられることがありましたが、それも誤解です。

 

2015年版になって「課題」や「利害関係者」、「リスク」、「経営者の責任」に関して要求事項が増えたり、要求が厳しくなったと思っている方もいらっしゃいますが、当社の解釈では、以前の要求から厳しくなったということではなく、逆に、自由度が増えた、柔軟な規格になったと理解しています。

ISOの要求を難しく捉えたり、誤解をしてしまって、「ISOのためのISO活動」をしないようにしていただきたいものです。

当社がISOコンサルティングさせていただく場合は、負担となるISOはやめましょう、自社のためになるISOにすることを念頭に支援しています。

 

4月も半ばになり花見シーズンが過ぎた感じではありますが、姫路城の周辺の桜がまだまだ見頃で、お城をバックに桜をみることができました。

姫路でISOコンサルティング

姫路城のすぐ前には小学校と中学校があり、多くの小中学生とすれ違いました。

姫路の城下町を毎日通学し、城を眺めながら学ぶことができるなんて羨ましいですね。

 

姫路市でISO9001やISO14001の認証取得をご検討されている方は、当社の負担のないISOをお奨めいたします。


ISO支援ネットは、ISOコンサルティングを姫路市をはじめ全国の企業様に提供しています。

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ISO支援ネットのコンサルティング

コンサルティング料金表

内部監査員研修のご案内

コンサルティングも研修も、いずれも全国対応しています。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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ISO9001コンサルティング料金(人数別の料金表、社員2人~80人)


内部監査員研修

富山県の会社でISO9001内部監査員研修を実施しました。講師派遣のISO支援ネット

富山県にてISO9001の内部監査員研修を実施してきました。

今回、ご依頼があったのは富山駅と高岡駅の中間ぐらい、ちょうど富山湾の中心ぐらいの位置にある金属製品の製造業を営んでいる企業様でした。

 

研修の受講者は、ほとんどがISO9001を初めて勉強される方々でした。

富山県にてISO9001内部監査員研修

研修の前半は、ISO9001規格の解説になりますが、解説の前に導入として、

・ISOとは
・システム規格とは
・規格の意図・目的とは
・マネジメント(管理)とは
・ルールとは

という話をするのですが、ここまで話したところで、

受講者の方から「ISO9001って、そういう規格だったんですね」

と良い反応をいただきました。

 

ISOのよくあるイメージと言えば、

「規格要求に応えるのが大変」「ルールが厳しい」「運用が面倒」「文書化が必要」などなど、ネガティブなものが並びますが、

これらは全て間違っています。

しかし、間違ったISOを構築して運用をしている企業では、これらのネガティブなことを現実として今でも体現している企業が沢山あります。

 

こちら富山の企業で、内部監査員研修を受講されていた方の中にも、研修前まではネガティブなイメージを抱いていた方もいたと思います。

「ISO9001って、そういう規格だったんですね」

という嬉しい反応をいただけたのは、ISO9001に対するネガティブ イメージを研修の導入部分で少しは払拭できたからだと思います。

 

 

ISO9001の内部監査員研修の中でも話すことですが、

ISOは、ISOの活動をするのではなく、ビジネスを盛り上げるためや、事業を維持、継続、発展するための活動です。

そして、内部監査員という存在は、監査を行い、チェックやジャッジをする人ですが、何のために内部監査をするのかというと、改善を促すためです。

監査対象となる部門に点数や評価を付けるのが仕事ではなく、改善のきっかけを提供する人です。

内部監査をすることで、ビジネスが盛り上がり、こちら富山の会社のように、金属製品の製造業をされている会社であれば、良い製品が効率よく生産され、品質やスピードにお客様が満足し、結果、自社の売上や利益が向上するために内部監査を行うのです。

ISOや内部監査は、前述のネガティブイメージとはかけ離れた活動です。

 

今回、こちらの富山県の会社の内部監査員研修では、受講者は、ほとんどの方が初めてISOを勉強されるという方でしたので、前向きに研修に参画いただき、正しいISO9001をご理解いただけたと思います。

 

こちらの企業では、ISO9001の内部監査員研修の翌日に、連続してISO14001、環境の内部監査員研修も実施させていただきました。


ISO支援ネットは、ISOコンサルティングを富山県をはじめ全国の企業様に提供しています。

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コンサルティング料金表

内部監査員研修のご案内

コンサルティングも研修も、いずれも全国対応しています。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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福岡県でISO9001の認証取得コンサルティングをしました。負担のないシンプルなISOづくり

福岡県の博多にある企業でISO9001とISO14001のコンサルティングをさせていただきました。

こちらの企業は建物や施設の管理業務を請負っている会社です。

ISO9001の取得される理由は、競合他社がある中で、自社の管理業務の品質の優位性を確立するためとのことです。

ISO14001も環境に配慮した企業であることを顧客に知ってもらうためということが強いようで、いずれも営業戦略的な面で、今回のISO取得の運びとなったようです。

当社がこれまでISO9001のコンサルティングをした会社で、業種別の件数で一番多いのが製造業ですが、最近は、こちら福岡の会社のような管理業務する会社や、サービス業、販売業でのISO取得のコンサルティングが増えています。

(当社は福岡県をはじめ、全国でISOコンサルティングを実施しています。
 → 社員2名からのコンサルティング料金表

ISO9001を取得しているということは、自社の製造業務やサービス業務が「確立された品質管理のうえで成されている」ことを第三者の国際機関より認証されるという意味です。

例えば、サービス業では「担当者の個人任せによる仕事」ではなく、会社組織として確立され整ったサービスを提供できる管理体制があることの証となります。

「お客様との契約(約束)を会社として責任もって実行しますよ」という意味です。

こちらの福岡の会社のISOコンサルティングは、スムーズに審査を受ける段階まで進み、審査にも立ち合い、無事に認証取得をすることができました。

当社のコンサルティングは、シンプルなシステムづくりを心掛けているので、社員の方などに大きな負担なく取得準備が進んだと思います。

シンプルなシステムなので取得後も負担なく運用していただけると思いますが、ISOのシステムを導入した効果も感じられることを願っています。


ISO支援ネットは、ISOコンサルティングを福岡県をはじめ全国の企業様に提供しています。

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[動画]ISO9001取得「活動・費用の負担は?」

ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


[動画]ISO9001取得の意味、目的、効果

正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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ISO9001取得の準備にかかる期間、コンサルタントによって最短4~5ヶ月

ISO9001の認証取得の期間について書きます。

これからISO9001を取得される企業にとっては、取得の準備期間がどれくらいかかるか、心配の方も多いと思います。

※急ぎでISOを取得したい企業は、こちらの記事を参考にしてください
ISO9001、最短2~3ヶ月で審査を受けて取得した企業の事例

取得にかかる期間の話にはいる前に、ISO9001であれば、どんな品質マネジメントシステムにするかで、期間が変わってきます。

品質マネジメントシステムの仕上りをどんなものにするのか、

例えば、

(1)大企業並みのマネジメントシステムにしたい

(2)いま以上の管理体制のとれるマネジメントシステムにしたい

(3)現状の仕事のやり方のままマネジメントシステムを構築したい

(4)シンプルなマネジメントシステムにしたい

ご想像のとおり、上記の(1)と(2)はシステムを構築するのに多少時間がかかります。

また、運用もそれなりにパワーがいり、負担もあるかもしれません。

次の(3)と(4)は比較的短い期間で取得ができます。

もし、当社のようなISOのコンサルティング会社のサポートを受けるなら、そのコンサルタント会社の方針も影響します。

私どもISO支援ネットのコンサルティングは、

現状の仕事のやり方をそのままシステム化し、シンプルなマネジメントシステムを構築するサポートをしています。

当社に認証取得のご依頼をいただいた場合、取得にかかる期間は最短で約5か月から半年です。

余裕をもって取得の準備をされたいという場合でも、8ヶ月ほどで充分です。

期間の内訳は、

最初の2~3ヶ月は、システム構築の期間です。

現状の仕事の流れをヒアリングさせていただき、当社が品質マニュアルの代理作成を行います。

残りの3ヶ月はシステムの運用期間です。

代理作成した品質マニュアルを基にシステム運用した実績を残します。

実績を残すと言っても、品質マニュアルは現状の仕事の流れをルール化しているので、運用実績は今まで通り仕事をすることです。

今までどおり仕事をしてISO9001を取得する意味があるのか、疑問に思う方もいるかもしれません。

そこはマネジメントシステムには改善の機能が備わっているので、運用していくことで徐々に改善が進み、成果も徐々に出始めることになります。

当社・ISO支援ネットの考えは、まずはシンプルなシステムを作って運用し、運用する中で改善成果が出ることを考えています。

そのため、取得の準備期間で負担がかかることもなく、運用にはいって、大きな負担で苦しむことはありません。

ISO9001の認証取得にかかる準備期間の長短は、

どんなシステムにするか、

どんなコンサルタントに頼むか、

などで変化してきます。

自社の考えに合ったシステム構築をされることをおすすめします。


ISO支援ネットは、ISOコンサルティングを全国の企業様に提供しています。

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コンサルティングも研修も、いずれも全国対応しています。

[この記事を書いた人]
長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


[動画]「ISO審査の話」これで審査準備はもう不要

ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


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正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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ISO9001の運用・継続コンサルが不要なシステム構築をするコンサル

当社のISO9001認証取得のコンサルティング料金が安い理由は、すでにご説明のとおりです。
(ISO支援ネットのコンサル料金が安い=コンサル料金を公開している理由

ISO認証取得のコンサルティング料金は安くても、取得後の維持していくための運用コンサルや継続コンサルの料金が高いのでは?

と想像される方もいらっしゃると思います。

ISO支援ネットは、原則、運用や継続のコンサルティングは行っていません。

継続コンサルをしない理由は、当社がISO取得のコンサルティングを行った場合、取得するまでの負担はもちろん、取得後の運用や継続の負担もほとんどかからないからです。

つまり「外部コンサルのサポートが必要なシステム」を作らないからです。

ISO支援ネットでは、ISOのためのISO活動やISO文書は出来るだけ盛り込まないようにコンサルティングをしています。

組織や企業はISO活動をするために事業をしているのではありません。

事業の目的を実現するために活動しているはずです。

ISO9001は、組織や企業の事業目的を達成するためのシステム規格で、

「目的を達成するためのルールをつくり、そのルールを実現するだけです」

ISOのためのISO活動をする必要は一切ありません。

しかし、ISOの取得をするために難しいルール作っている企業は、取得や運用に苦労されています。

そのため、ISOを維持していくことについて、「専任がいないと難しい」、「コンサルタントが必須」と考えている企業は案外多いと思います。

コンサルタントが難しいシステム(ルール)をつくって、運用もコンサルタントが手伝うというのは、少し古いやり方です。

当社・ISO支援ネットは、目的達成のためのシンプルなシステムづくりを心掛けています。

認証取得や運用に負担のないシステムづくりをお手伝いしています。


ISO支援ネットは、ISOコンサルティングを全国の企業様に提供しています。

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長谷川 順  ISOコンサルタント、株式会社ウイズダムマネジメント代表。
1975年 京都府生まれ。現在、東京と関西を拠点に全国コンサル訪問を展開中。26歳で現職の経営コンサルティング会社に転職し、2004年・29歳のときに「ISO支援ネット」事業を立ち上げ、自ら全国の企業に訪問しISOコンサルティングとISO研修を提供、継続中。わかりやすく実践的なISOを提唱。ISO9001及びISO14001審査員補(JRCA登録)。

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ISOは大変、それは古い時期に取得した企業の話。古いやり方で取得した会社は今も負担と苦労が続いています。しかし、最新のISO9001は負担なく取得できます。その最新情報を説明します。


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ISOの審査が大変で「やめたい」という企業もでるくらい審査は恐ろしい?(ブログ:やめた企業)。しかし、審査の意味がわかれば、審査準備も不要で、審査の目的を理解したら全く恐くありません。


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正しい理解をすれば、ISO9001の負担はありません。本来、ISO導入は会社にとって負担どころか、会社が良くなるプラスの効果が働くものです。決して間違った負担のあるISOにならないように。



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